研究課題/領域番号 |
07557046
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
消化器内科学
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
今井 浩三 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60117603)
|
研究分担者 |
日野田 裕治 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10165128)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
|
キーワード | Immuno-PCR / 膵癌 / MUSE11抗原 / ICAM-1 |
研究概要 |
基礎的検討としてICAM-1のdouble determinant enzyme immuno-assay(DDEIA)の測定系にImmuno-PCRを応用し、バックグラウンドシグナル低下の工夫を試みた。これまでの検討で、(1)鋳型DNAのストレプトアビジンとビオチン化二次抗体への非特異的結合、および(2)血清蛋白の影響が大きな因子であることが明らかにされたため、(1)に対してビオチン化二次抗体とアビジンcDNAをあらかじめ結合させカラムクロマトグラフィーにて結合体を精製してImmuno-PCRを行ったが、感度の改善は得られなかった。(2)については、最近脳脊髄液中のTNFをImmuno-PCR法で高感度に測定し得た報告が出されたため、PBSに溶解した純化ICAM-1の測定を行ったところ再現性と感度(10^1倍)の改善が得られた。さらに、髄液中の蛋白測定系としてmyelin basic proteinのDDEIAにImmuno-PCR法の応用を試み、この系でもEIAに比較して10^2倍の感度が得られた。 膵癌関連抗原MUSE11(MUC1ムチン)のsandwich enzyme immunoassayにImmuno-PCR法を応用し、組み換え蛋白や細胞株培養上清ではimmuno-assayの10^2倍の感度が得られた。繰り返し測定による再現性にはまだ問題があるが、患者血清でもほぼ10^2倍の感度が得られ、immunoassay陰性でも陽性を示す例が見出されつつある。
|