研究課題/領域番号 |
07557048
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
呼吸器内科学
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
安藤 正幸 熊本大学, 医学部, 教授 (00040204)
|
研究分担者 |
山崎 寿人 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (00271130)
菅 守隆 熊本大学, 医学部, 助教授 (20154437)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
|
キーワード | 夏型過敏性肺炎 / Trichosporon / 多糖体抗原 / モノクローナル抗体 / ELISA法 / 血清診断 / 単クローン抗体 |
研究概要 |
1.T.cutaneumの発症抗原に特異的な単クローン抗体の精製(分担者:山崎寿人) アミコン社製細胞培養システムは既報の如くシステムが不安定なためにヌードマウスを用いた抗体産精細胞の大量培養を試みた。ヌードマウスから得られる腹水化抗体は純度が高く、次項II.、III.に供するのに適していたが、ヌードマウスは虚弱で腹水採取前に死亡する率が高く、抗T.asahii抗体の精製の際、思うように抗体を得られなかった。そこで、抗T.mucoides抗体は通常のBALB/cマウスから腹水化抗体として得ることとし、大量に精製できた。 II.単クローン抗体を用いた抗原の分離精製(分担者:菅守隆) 前項で精製した単クローン抗体をBio-Rad社製のAffiGel Hz(+) gelに結合し、アフィニティクロマトグラフィーを繰り返すことで、T.asahiiとT.mucoidesに特異的な抗原の精製を行った。この方法は既報のCNBrで活性化したセファロースCLー2Bを用いる方法よりも1回の効率はよいが、原因は明らかではないが7〜8回使用すると抗原の結合容量が極端に減少することが判明した。このため全体の効率が非常に上がることはなかった。 Trichosporonの発症抗原を用いた血清診断用ELISAキットの作成(代表者:安藤正幸) 前項で精製したT.asahiiとT.mucoidesのglucuronoxylomannanを化学的にELISAプレートに結合する方法と、単クローン抗体をELISAプレートに吸着しそこにglucuronoxylomannanを抗原抗体反応で結合する方法を比較したところ、後者のほうが特異性と簡便性に優れていることが判明した。更に特異性を高めるため、血清を希釈して測定する方法を開発したが、現在非特異的反応の阻害剤の検討を行っている。
|