• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

EPIを用いた全頭部Functional MRIによる脳機能診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07557069
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 放射線科学
研究機関徳島大学

研究代表者

西谷 弘  徳島大学, 医学部, 教授 (50117206)

研究分担者 三好 弘一  徳島大学, 医療短期大学部, 助手 (90229906)
原田 雅史  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (20228654)
吉崎 和男 (吉崎 和雄)  徳島大学, 医学部, 教授 (50079696)
吉留 英二  GE横河メディカル(株), 開発部, 部長
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワードfMRI / frequency / brain / language / mapping / Fourier変換 / BOLD効果 / 記憶 / 脳機能 / MRI / EPI / 聴覚 / 感覚 / 言語 / functional MRI / flip ahgle / gradient echo / BOLD
研究概要

1.5Tの装置のみならず4Tの装置も使用できる機会を得たので、1.5Tと4Tで同一対象に同一刺激を行い、fMRIの描出能の違いを検討した。統計学的処理等の条件は、両者で統一した。刺激は、1)単語記憶試験、2)単語復唱試験の2種類を施行した。
BOLD効果を示すΔR2は、4T装置の方が1.5Tよりも約3倍高値であったが、理論的には、磁場強度の2乗に比例すると考えられていた値よりは低かった。マッピングの結果は、4T,1.5Tともに2種類の刺激で聴覚野、Broca野、Wernicke野等の脳局所が賦活化されており、ほぼ同等であった。その他単語記憶試験では、角回、帯状回、海馬等の領域が不活されており、いわゆるPapez回路の一部に該当した。信号のtimecourseでは、刺激終了後の回復が聴覚野では早く、海馬では緩やかな傾向にあり、局所の反応生を示唆するようで興味深かった。
そこで、信号のtimecourseを周波数解析を行い、脳局所の相関性を検討した。安静状態にくらべて、刺激をくわえると10-60Hz付近の周波数成分の変化が目立つ傾向にあり、聴覚野同士では高い相関を有するが、聴覚野とBroca野では弱い相関しか示さなかった。Wernicke野は聴覚野との相関がBroca野よりも高く、Wernicke野とBroca野との反応性に違いがあることが示唆された。また、安静時のMRI信号を周波数分析すると周波数の累乗の逆数に比例する部分があり、刺激における変化もこの部分に特に多いことが示され、同部分の周波数を解析することにより、刺激への反応性が評価できるのではないかと考えられた。
今回の検討でfMRIは、局所マッピングのみならず局所反応の相関性などの評価も行える可能性があり、neuronnetworkの解析にも期待がもてるのではないかと考えられた。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] M.Harada, et al.: "Physiological memory study using fMR imaging at 1.5 and 4T" Radiology. 205 (Sup). 195 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Harada, et al.: "Spatial and temporal comparison between 4T and 1.5T on fMRI" Japanese Journal of Magnetic Resonance in Medicine. 17 (Sup). 147 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Harada: "Physiological memory study using fMR imaging at 1.5T and 4T." Radiology. 205 (Sup). 195 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Harada: "Spatial and temporal comparison between 4T and 1.5T on fMRI." Jpn J Magn Reson Med. 17 (Sup). 147 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 原田雅史: "Flip angleによるFunctional MRIの抽出能の変化について" 日本脳神経CI研究会 抄録集. 第15回. P155 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi