研究課題/領域番号 |
07557186
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
紫藤 治 金沢大学, 医学部, 助教授 (40175386)
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研究分担者 |
田辺 実 北海道大学, 医療短期大学部, 助教授 (20217110)
杉本 直俊 金沢大学, 医学部, 助手 (80272954)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 直接熱量計 / 直接熱量測定法 / 関節熱量測定法 / 運動鍛練 / バイオテレメトリー / 日内リズム / 間接熱量測定法 / 直接熱量計測法 / 間接熱量計測法 / 熱流束板 / 非蒸散性熱放散量 |
研究概要 |
本研究では運動鍛練による体熱出納測定や自発運動の変化を検討するため、小動物用の体熱出納測定システムを開発した。体熱出納システムはその中核をなす直接熱量計、熱量計用の輪付きゲージ、各種分析機器やセンサー類、熱量計内壁温調節用の水循環装置、定量空気供給システム、データ収集機器、データ解析用ソフトウエアーなどの組み合せによりなる。以下に主要部分の概要を記す。 1.直接熱量計:熱量計内箱はアルミニウム合金で製作し、内箱の外面には銅パイプを密着させヒートシンクとした。さらに、その外面を断熱材で覆い、硬質塩化ビニール板製の外箱で支持した。内箱内面には市販の熱流束素子を貼った。熱量計の感度は内壁温18.0、24.0、28.6℃でそれぞれ0.63、0.61、0.63W/mVであった。 2.輪付きケージ:長方形のステンレス製ケージに直径33cmの輪を取り付けた。深部体温測定用のテレメトリーシステムのAM波を通過させるため、ケージと輪の一壁面はアクリル製とした。また、ケージと輪の間には運動制限用の手動式シャッターを設けた。 3.センサー:熱量計内には、テレメトリー用アンテナ2本、行動量・摂食回数・輪回し回数測定用の光電スイッチ3個、熱量計内壁温測定用熱電対を設置した。 サポ-ティングシステム:恒温槽で温度調節した蒸留水を循環ポンプにより熱量計ヒートシンクに送った。熱量計内への送気はマスフローメーターを介するプッシュープル方式とした。これらにより熱量計内壁温、空気流量を長時間厳密にコントロールすることが可能となった。 本システムの数日間に渡る試運転により、直接熱量計の感度や各種計測値は実用に耐え得ることが確認された。
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