研究課題/領域番号 |
07557231
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
世古 義規 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30240708)
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研究分担者 |
江野川 義文 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
戸辺 一之 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30251242)
高橋 直之 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 心筋虚血再灌流 / 狭心症 / 細胞内情報伝達 / VEGF / 急性心筋梗塞 / 抗接着分子療法 / 虚血再潅流障害 / 無症候性心筋虚血 / 不安定狭心症 / 細胞内シグナル伝達 / レドックス / VFGF / 再灌流障害 / 酸化ストレス / 虚血再灌流 / 好中球 / 接着分子 |
研究概要 |
(1)低酸素刺激/(低酸素刺激後)再酸素化刺激に対する心筋細胞応答の分子機構の解析:低酸素および再酸素化の両刺激によって、Src familyのtyrosine kinase、p21、3つの異なるMAPK family memberとそれらの上流および下流のkinase、FAKなどの接着斑関連のtyrosine kinase、さらにJak/STAT系tyrosine kinase、ATF-2などの転写因子等の活性化を介して遺伝子発現に至ること、また両刺激の間で細胞内情報伝達経路が少なくとも一部は異なることを明らかにした。(2)低酸素刺激/再酸素化刺激による細胞内情報伝達系の活性化を媒介していると考えられる液性因子のオートクライン機構の解明:(A)低酸素刺激による一連のシグナル・カスケードはVEGFを介するオートクライン機構によって活性化されることを明らかにした。(B)再酸素化刺激についても、同様に何らかの生理活性物質を介するオートクライン機構が存在することを見い出し、現在それを単離・精製し解析中である。(3)狭心症・急性心筋梗塞患者における虚血・再灌流状態の鋭敏な検出法の開発:(A)急性心筋梗塞発症早期に再灌流療法を施行した患者の血清中のVEGF濃度を測定したところ、VEGFが虚血状態の鋭敏な指標となりうることが明らかとなった。また、このことは同時に(2)(A)の結果を裏付けることにもなった。(B)現在(2)(B)の結果に基づいて、再灌流(再酸素化)刺激に対する心筋細胞応答を媒介する生理活性物質の単離・解析を行っており、in vivoでその濃度を測定することは無症候性心筋虚血や不安定狭心症などを非侵襲的に検出できるのみならず、心筋虚血再灌流障害の程度を反映する指標になると考えられる。(4)心筋虚血再灌流障害に対する抗接着分子療法の確立:ラットの実験モデルを用いたin vivoの系で、selectionの糖鎖との接着に関与する部分の合成oligopeptideや抗sialyl-Lewis^X抗体の投与により再灌流障害が有意に抑制できることを明らかにした。
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