研究課題/領域番号 |
07557244
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
珠玖 洋 三重大学, 医学部, 教授 (80154194)
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研究分担者 |
中村 秀男 (株)三菱化学, 横浜総合研究所, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1996年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / 成人T細胞白血病 / HTLV-1 / チミジン・キナーゼ / LTR / ガンシクロビル / アシクロビル / 白血病 / HTLV-I / レトロウイルス / アデノウイルス |
研究概要 |
HTLV-I LTRの下流にHSV TK遺伝子を接続したハイブリッド遺伝子(pLNLTK)を作成した。これを高効率レトロウイルスベクターpLN に挿入後amphotropic packaging cell linePA317に導入し、105^5CFU/ml(G418r)程度のtiterをもつ組み換えウイルスを得た。HTLV-1によりトランスフォームしたラットT細胞腫瘍株(TARS-1)は新生児ラット、免疫不全状態ラットを腫瘍死させることが知られている。ハイブリッド遺伝子(pLNLTK)及びコントロール遺伝子(pLN)より作成されたレトロウイルスをTARS-1に感染させた。ハイブリッド遺伝子を持つレトロウイルスLNLTKの感染したTARS-1は極めて高いアシクロビルのリン酸化活性を示したがコントロールのLNレトロウイルスを感染したTARS-1ではその活性は殆どなかった。またtax発現陰性のHTLV-1 transformedヒトT細胞株ED-40515(-)にこれらのウイルスを感染させたものでは、いずれもアシクロビルのリン酸化活性は認められなかった。LNLTK感染TARS-1細胞および非感染TARS-1細胞(2×10^7細胞/ラット)を同系のWKA/H新生児ラットに接種し10日後、ガンシクロビル(50mg/kg)を連日10日間投与したところガンシクロビル投与を受けたLNLTK感染TARS-1腫瘍のみが著明な腫瘍の縮小を示した。
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