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マウス貧血遺伝子W^Vを導入した口唇、口蓋裂マウスの育成と特性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07557281
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 外科系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

河合 幹  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科第二講座, 教授 (50064788)

研究分担者 古川 博雄  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学第二, 助手
粟生 いつ子  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師
吉田 香  愛知学院大学, 歯学部・動物実験室, 研究職員
夏目 長門  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学第二, 講師 (90183532)
高橋 久英  藤田保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (80084606)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード口唇裂、口蓋裂 / 口蓋裂 / 口唇裂 / 貧血 / マウス / A / J-W^V / CL / Fr-W^V / 疾患モデルマウス
研究概要

ヒトの口唇、口蓋裂の発生原因および発生機序は不明な点が多く、それらを解明するため口唇、口蓋裂を自然発生するモデルマウスとしてA/JおよびCL/Frが開発されている。これらの口唇、口蓋裂自然発生モデルマウスによってその発生原因は胎仔におよぼす母体の子宮内環境要因(maternal environmental factor)と胎仔自身の遺伝子による要因(embryonic genetic factor)の二つが考えられている。本実験系は口唇、口蓋裂の発生要因をmaternall environmental factorからのアプローチにより検討するものであり、その要因のひとつとして我々はヒトの臨床領域での調査から母体の貧血に注目した。
本研究は1:口唇、口蓋裂自然発生マウスに貧血傾向を発現するマウス突然変異遺伝子W^Vを遺伝子導入し口唇、口蓋裂と貧血の両因子を有する疾患モデルを開発することと、2:開発したモデルについて血液検査および胎仔の解剖学的観察によりその特性さらには貧血と口唇、口蓋裂発生率の関係を検討することを目的としている。
当該期間内において我々は、A/J-W^VおよびCL/Fr-W^Vの新たな口唇、口蓋裂自然発生貧血マウス系統の作出に成功した。これらはdirect back-cross方式により国際的基準であるN12までの遺伝子導入を完了しており、現在はinbreedingによりA/J-W^VはF5世代、CL/Fr-W^VはF4世代に達し、新たなcongenic strainとしてその特性は良好な状態で維持されている。また血液性状のデータからW^V遺伝子を有する個体(W^V/+)は有さない個体(+/+)に比べ確実に貧血傾向を示していることを確認した。更に完成したそれぞれのstrainについて貧血母体(W^V/+)と性状母体(+/+)とで口唇、口蓋裂発生率を比較したところ母体が貧血である場合に口唇、口蓋裂の発生率の上昇が観察された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Yoshida, N.Natsume, H.Kinoshita, N.Tsunoda, H.Takahashi, T.Kawai: "Experimental Study on Cleft Lip and/or Palate Fetuses of A/J Mice in Uteri of F1 Hybrid Mothers Using Ovarian Transplantation." Cleft Palate-Craniofacial Journal. 33(4). 291-196 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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