研究課題/領域番号 |
07557305
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
医薬分子機能学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
國枝 武久 熊本大学, 薬学部, 教授 (80012649)
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研究分担者 |
高村 則夫 田辺製薬(株), 研究開発部, 部長
石塚 忠男 熊本大学, 薬学部, 助教授 (60176203)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 2-オキサゾリジノン / 2-イミダゾリジノン / 2-アミノアルコール / 1、2-ジアミン / 不斉補助剤 / Diels-Alder反応 / Aldol反応 / Michael反応 / aldol反応 |
研究概要 |
キラル2-オキサゾリジノン類においては、4,5-cyclopenteno-2-oxazolidinone(CPEOx)の2重結合部位にtert-butyldiphenylsilyloxy基を導入することにより2-oxazolidinone平面の片側をほぼ完全に遮蔽したものの合成に成功した。N-アシル基上での不斉反応を検討したところ、アルキル化反応においてはほぼ完璧な不斉制御能を示したほか、Michael反応においては反応温度・溶媒によりジアステレオ選択性が逆転するなど極めて興味深い現象を見いだしている。現在、反応機構の解明に向けて検討を精力的に進めているところである。 また、キラル2-イミダゾリジノン類においては、N-スルホニル化することによりN-メチル体よりも不斉制御能が向上することを見いだしている。反応に関与する金属イオンとスルホニル基との相互作用、そしてそれが反応性・選択性に及ぼす影響について検討を進めているところである。昨年度見いだした開環2-アミノアルコール誘導体によるメソ型環状酸無水物のジアステレオ選択的開環反応について更なる検討を行ったところ、亜鉛塩を用いるとリチウム塩の時とは逆の立体選択性を示すことを見出した。開環1、2-ジアミン類についても各種反応を検討したところ、ジエチル亜鉛によるアルデヒドのエチル化反応の触媒や、マンガンイオンによるオレフィンのエポキシ化のキラル配位子として不斉制御を行うことが出来ることがわかった。現在、窒素上の置換基の変化による選択性の向上を目指すとともに、選択性発現機構の解明を進めているところである。
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