研究課題/領域番号 |
07557311
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
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研究分担者 |
齋藤 宗雄 (斉藤 宗雄 / 斎藤 宗雄) 実験動物中央研究所, 室長 (50167417)
寺本 民生 (寺本 民夫) 帝京大学, 医学部, 教授 (20133077)
鎌滝 哲也 北海道大学, 薬学部, 教授 (00009177)
野本 亀久雄 九州大学, 医学部, 教授 (50037355)
齋藤 洋 (齊藤 洋) 東京大学, 薬学部, 教授 (00012625)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1996年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 食虫目実験動物 / スンクス / 嘔吐 / 脂肪肝 / 生体防御 / 発ガン性 / 飼育繁殖 / 発癌性 |
研究概要 |
スンクスの特性および実験科学への有用性を検討する研究の一環として以下のことを明らかにした。NK1受容体拮抗薬が普遍的な制吐作用をもつことから嘔吐に関するサブスタンスPの役割について更に検討し、RTXがサブスタンスPを遊離させることを証明した。エタノールには催吐作用だけでなく鎮吐作用があることを示し、その作用が中枢性であること、短期作用と慢性的な作用があり効力が異なることを明らかにした。パーキンソン病の原因物質の一つとして知られているMPTPの主要代謝経路を検討したところ、スンクス及びラットのいずれにおいてもN-酸化反応であり、その活性の大部分にFMOが関与していた。一方両動物種間で脳ホモジネートにおける活性代謝物MPP^+生成酵素活性は大差ないのに対してスンクス脳のMPTPN-酸化酵素活性は検出限界以下であった。MPP^+の脳内濃度を検討したところ、スンクスはラットに比べ著しく高い濃度を示し、C_<max>およびT_<1/2>はラット脳のそれぞれ約2倍および約13倍であった。スンクスの免疫系の特徴をより明確にするため、未発達型T細胞応答を加え、より精度の高い座標軸の構築につとめているが、本年度は未発達型T亜集団群の一つであるTCRαβ^+CD4^-CD8^-が、lck非依存性に胸腺外で分化し、リステリア感染初期の防御に関与することを示した。スンクスにおける脂肪肝の原因について解明する目的で、VLDL統合のキ-蛋白質と考えられるMTPとACATとの関連について検討し、スンクス肝では両活性とも低下していることを明らかにした。さらにラット肝細胞を用いてACAT阻害薬を添加したところMTP活性は有意に低下し、LDLの添加では有意に上昇することを観察した。以上のことより、MTP活性の制御にはコレステロールエステルが重要であると考えられた。
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