研究課題/領域番号 |
07557330
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
仲野 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (00172370)
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研究分担者 |
柴山 史朗 小野薬品, 水無瀬基礎研究所, 研究員
福島 大吉 小野薬品, 水無瀬基礎研究所, 主任研究員
本庶 佑 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80090504)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 遺伝子クローニング / 造血細胞 / マウス / 分泌蛋白 / サイトカイン / 造血 |
研究概要 |
シグナルシークエンストラップ法は、我々が開発した、分泌蛋白ならびに1型膜貫通蛋白を、アミノ末端に存在するシグナルシークエンスの機能を指標として効率よくクローニングする方法である。アメリカ合衆国のGenentech社の研究者が、われわれの開発した方法を基礎とし、酵母のinvertaseという酵素の細胞外分泌を指標とした新しい方法を報告した(Klein-RDら、PNAS.1996,93(14):7108)。この方法と従来のシグナルシークエンストラップ法を比較したところ、酵母を用いたスクリーニング法が、はるかに大量のクローンをスクリーニングできることがあきらかとなった。我々も、酵母法による大量スクリーニングを行い、多くの新規遺伝子をクローニングしており、現在それらのクローンの解析をおこなっている。 シグナルシークエンストラップ法により得られたcDNA断片をもとに、全長のcDNAをクローニングし、その遺伝子をCOS細胞で発現させることにより、それぞれの遺伝子産物を得た。それらの蛋白が造血細胞の発生・分化に何らかの機能を有しているかどうかを検討した。そのために、これも我々が開発した、マウス胚性幹細胞から血液細胞を分化誘導するシステム(OP9システム)を利用した。OP9システムによる分化誘導の際に、COS細胞の培養上清を添加して、血液細胞の発生・分化に影響があるかどうかの検討を行っているが、現在までのところ有意な活性を持つ遺伝子は得られていない。
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