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運動ニューロン特異的遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 07557340
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 神経内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山田 正仁  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80191336)

研究分担者 道川 誠  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40270912)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード運動ニューロン / サブトラクションcDNAライブラリー / トロンボスポンジン / 神経発生 / サブ トラクションcDNAライブラリー / subtraction cDNA library / 遺伝子クローニング / 分子生物学
研究概要

運動ニューロン特異的遺伝子を単離する目的で、マウス運動ニューロンと神経芽細胞腫とのハイブリッド細胞株NSC-19を用いてサブトラクションcDNAライブラリーを作成した。200クローンをスクリーニングして、3つのNSC-19に特異的に発現する遺伝子を単離した。ひとつはamyloid precusor like protein1、他の2つは未知の遺伝子であった。新規の遺伝子のひとつは胎生期の中枢神経系に強く発現しており、全長クローニングを行った結果、thrombospondin type1 domainを有する新規の分泌型当蛋白で、thrombospondin(TSP)ファミリーのひとつであることが判明した。in situハイブリダイゼーションによる検討では、終脳の一部、中脳から脊髄の神経蓋板、趾芽などにシグナルが見られた。中枢神経系での発現は終脳も含めて神経管背側領域に強く限局しており、神経管背側での重要な役割を有することが予想された。TSP type1 domainを有する蛋白で特に中枢神経系と関連しているものはthrombospondinの他、F-spondin、SCO-spondin、UNC-5が知られている。TSP type1 domainには細胞接着や神経突起の伸長などの機能が推定されており、この機能を通じて本遺伝子は神経管背側での器官形成や神経組織の発達に関与する可能性がある。運動ニューロンでの発現及び運動ニューロンとの相互作用についてはさらに解析を行う必要があると考えている。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鎌田智幸: "不死化運動ニューロン由来の神経特異的遺伝子のクローニング" お茶の水医学雑誌. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鎌田智幸: "不死化運動ニューロン由来の神経特異的遺伝子のクローニング" お茶の水医学雑誌. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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