研究課題/領域番号 |
07557352
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
芹川 忠夫 京都大学, 医学研究科, 教授 (30025655)
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研究分担者 |
米田 嘉重郎 東京医科大学, 医学部, 助教授 (90074533)
荻原 俊男 (萩原 俊男) 大阪大学, 医学部, 教授 (60107042)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | ラット / マイクロサテライトマーカー / SSLPマーカー / 高血圧 / 糖尿病 / 遺伝子解析 / 疾患モデル / 遺伝子マッピング / 遺伝解析 |
研究概要 |
ラットは、多くのヒト疾患のための実験動物モデルとして広く使用されている。特に高血圧や糖尿病を含む多因子疾患の研究に有用である。多因子疾患の病理発生機構に関与する遺伝子座を同定するためには、詳細な遺伝子連鎖地図が必要である。そこで、この研究において、我々はラットのSSLP(マイクロサテライト)マーカーの開発を行った。また、糖尿病と高血圧モデルにおける病態に関わる遺伝子座のマッピングを行った。 1.ラットSSLPマーカーの開発 我々は20個の多型DNAマーカーを開発した。このうち、13子はanonymous DNA断片マーカーで、残りの3個は遺伝子マーカーである。また、市販された56セットのラットのSSLPプライマーを検定して、これらを連鎖地図上にマッピングした。他に、マウスSSLPプライマーを用いて、20個のラットSSLPマーカーを開発した。 2.糖尿病モデルラットの遺伝解析 1型糖尿病モデルラットBB/OKの遺伝解析により、Olf遺伝子座(Chr. 18)近辺に、このラットにおける第3番目の糖尿病感受性遺伝子Iddm3をマッピングした。別の1型糖尿病モデルラットKDPの遺伝解析によりラット第11染色体にIddm/kdp1をマッピングした。この領域は、マウス第16染色体とヒト第3染色体とに相同領域があった。 3.高血圧モデルラットの遺伝解析 自然発症高血圧ラットSERの遺伝解析により、Cryg遺伝子座(Chr. 9)領域が血圧上昇に関与して、Pkata遺伝子座(Chr. 8)領域が血圧下降に関与していることを見いだした。後者は、DIS/Eis (Dahl rat)においても同様であった。他に、ラットGjal遺伝子座(Chr. 8)にSHRの体重に関与する遺伝子座があると推察された。
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