研究課題/領域番号 |
07557353
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小杉 眞司 (小杉 眞二) 京都大学, 医学研究科, 助手 (50252432)
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研究分担者 |
笹嶋 政昭 チバコーニングダイアグノスティクス株式会社, 開発部開発課, 研究員
須川 秀夫 京都大学, 医学研究科, 講師 (70162857)
赤水 尚史 京都大学, 医学研究科, 助手 (20231813)
森 徹 京都大学, 医学研究科, 教授 (40026894)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 組み替え受容体 / 化学発光 / CHO細胞 / tagged receptor / 甲状腺刺激ホルモン受容体 / 受容体自己抗体 / モノクローナル抗体 / 疎水性クロマトグラフィー / 固相化 / TSH受容体 / 組替え受容体 / 抗受容体抗体 / 甲状腺 / CHO-K1細胞 / Hela S-3細胞 |
研究概要 |
現在のTBII(甲状腺刺激ホルモン結合阻害イミュノグロブリン)測定系に放射性同位元素を用いない化学発光の系を導入し、甲状腺膜ではなくリコンビナントTSHR(甲状腺刺激ホルモン受容体)蛋白を用いた、より特異的、簡便、高感度な方法を導入するための基礎検討を継続して行った。リコンビナントTSHR蛋白として、バクテリア、バキュロヴァイラス、動物細胞によって、受容体全長及び細胞外領域のみの発現を試みた。バクテリア、バキュロヴァイラスで発現させた蛋白は、多量に採取できたがいずれも付加される糖及び3次元構造がnativeな受容体とは異なっており、実際のアッセイに利用することは困難であると考えられた。動物細胞(CHO細胞など)にトランスフェクションさせることにより発現された受容体は、機能的にも構造的にもnativeと考えられた。特に、細胞外領域のみを分泌型受容体として取り出し得ることが明らかとなった。これは、受容体の大量生産と取り扱いの上で極めて有利である。さらにヒスチジンタッグやFLAGタッグを受容体N末端に挿入することにより、受容体の高度な精製が可能であることも明らかとなった。 疎水性クロマトグラフィーを行うことにより、AE(アクリジウムエステル)標識TSHの特異性が向上したが、受容体への結合親和性がやや低下し、改善の余地があることが明らかとなった。 測定の標準化に用いるTBII活性陽性モノクローナル抗体を、患者Bリンパ球をEBウイルスを用いてトランスフォームすることにより数種類得ることに成功した。
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