研究課題/領域番号 |
07558017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 助教授 (90143172)
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研究分担者 |
東原 文子 筑波大学, 心身障害学系, 助手 (60272150)
山野井 一夫 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 講師 (70230521)
余田 義彦 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 助教授 (20191653)
土井 進 信州大学, 教育学部, 助教授 (30242663)
漆戸 邦夫 信州大学, 教育学部, 教授 (90020619)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 携帯情報ツール / ペン入力 / 小学校 / 中学校 / システム開発 / ザウルス / 携帯ペンコンピュータ / ペン入力方式 / マルチメディア |
研究概要 |
本研究の目的は、小・中学生に携帯できるペン入力方式のコンピュータを持たせ、学習活動に活かすためには、どのような機能が必要であるか検討、試行し、子どものための携帯情報ツールの可能性を探り、実用化に向けて提言を行うことであった。 このため、大人のビジネスでの利用を主たる目的に開発された携帯情報ツールに、子ども用のソフトウェアを開発してインストールし、実際の授業の中での利用を通して、機能、効果などについて考察した。携帯情報ツールとしては、シャープ社製のザウルスを用いた。 子ども用のソフトウェアの開発は、ザウルス用のADDIN開発ツールキットによって行われ、使用言語はBASICであった。このツールキットはザウルスの基本機能を容易にBASICから利用できるようになっている。 携帯コンピュータの特徴が発揮される学習場面での利用を考え、野外活動でのデータ収集のための利用に焦点をあてた。収集したデータは、教室内のコンピュータに転送し、児童・生徒の手によって分析できるように設計した。 事例としては、環境教育の一環での利用を想定し、野外観察における水生動物の個体数調査でのデータ収集のためのソフトウェアを開発して、実際の利用を試みた。収集されたデータは日常的に利用しているコンピュータ室のコンピュータに転送して表計算ソフトを用いてグラフ化を行い分析された。小学4年生が試行の対象となった。 これらから、専用のソフトウェアを用意することによって、携帯情報ツールは小学生にも容易に利用できることが実証され、コンピュータとの連携により、データの共有、分析などが行え、より効果が上がることが示された。
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