研究課題/領域番号 |
07558021
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 広島市立大学 (1996-1997) 九州工業大学 (1995) |
研究代表者 |
大槻 説乎 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (70037745)
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研究分担者 |
岩根 典之 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (60264933)
竹内 章 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00117152)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1995年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 広帯域ISDN / CSCL / 知的教育システム / バーチャルラボラトリ / 遠隔講義 / 遠隔ゼミ / 遠隔実験 / オンラインユニバ-シティ / データハイウエイ / 分散型教材 / OLU / 英語教材 / 対話型教材 / 学習支援 / 自然言語理解 / マルチメディア教材 |
研究概要 |
ATMネットワークを利用して、下記3種類の研究計画を策定し、実行した。 1)バーチャルラボラトリ-の実験 広島市立大学情報科学部と九州工業大学情報工学部の間で、バーチャルラボラトリ-のための共同研究として、1年間、遠隔ゼミ、遠隔実験およびフリーディスカッションを行った。広島市立大学からは、教師1名、ネットワーク管理者1名が参加し、九州工業大学からは、教師1名、ネットワーク管理者2名、大学院博士前期過程2年生2名、学士過程4年生1名が参加した。 遠隔ゼミにおいてもっとも大きい問題であったのは、討論資料を如何にシームレスに共有し、有効に利用するかという点であり、これに重点を置いて、設備と方法の両面からさまざまな実験を試み、成果を発表した。 2)遠隔ゼミの実験 九州工業大学情報工学部の大学院1年生を対象として、広島市立大学情報科学部から、6カ月の間、毎週1度づつ遠隔講義を実施した。双方向のインタラクションが重視されるゼミ形式の講義を行う場合に、教師と学生の距離を感じさせることなく、円滑に講義を進めるには何が必要かを調査する目的で、情報の流れの異なる4種類の環境を設定して、実験を行い結果を発表した。その結果、教師からのフィードバックの与え方によって、学生の受講姿勢が大きく変わることが分かった。さらにゼミで発表する学生が提示した資料を送信する際の圧縮方式の違いや、字の大きさの違いが、受講者の了解性や遠隔指導者の疲労度にどの程度の影響を及ぼすかの実験的調査を行った。 3)ネットワーク上で用いる教材システムとオーサリングシステムの設計と制作 語学学習システム、算術の文章題の学習システム、大学生用の科学技術英語の学習システム、分散協調学習システムなどの具体的なシステムの設計・制作を通して、領域独立な教育システムの機能と構成理論について検討した。
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