研究課題/領域番号 |
07558027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 東洋学園大学 |
研究代表者 |
浅野 博 東洋学園大学, 人文学部, 教授 (10015943)
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研究分担者 |
菅原 安彦 国士舘大学, 政経学部, 助教授 (30206403)
保崎 則雄 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (70221562)
飯野 一彦 群馬工業専門高等学校, 助教授 (80159574)
高井 収 小樽商科大学, 言語センター, 教授 (60206703)
小原 平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 専任講師 (10266603)
松浦 浩子 嘉悦女子短期大学, 経済学科, 助教授 (70199751)
鈴木 広子 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (50191789)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 異文化理解 / マルチメディア / ビデオ教材 / 語学学習 / デジタル編集 / CD-ROM / 映画 / L.L. / L. L. |
研究概要 |
外国語教育の中にマルチメディアという言葉が使われ始めて以来、音声、文字、映像の3モードをどのように提示、利用していけば効果的な学習につながるかという問題に注目されるようになってきた。このような流れの中で、下記の3点を研究課題とし映像教材を利用したマルチメディア教材の開発を行ってきた: 1)映像教材を利用し、音声、文字、映像の3モードの提示方法を工夫する。 2)CALLによる個別学習とOral Activity中心の一斉授業との統合的な教育システムを構築する。 3)言語学習偏重をさけ、文化的要素、内容の理解を中心としたContent-basedの教授法を開発する。 2種類の映像を素材として進められてきた本研究の成果は、次の3点にまとめられる。 1)一つの学習課題に対してに3種類の異なるメディア(音声、映像、文字)を中心としたCALLの教材を用意し、学習音の学習スタイルに対応する教材を開発した。これによって学習者は自分にあった学習法で学ぶことができると同時に、自分にあった学習法をみつけることができる。 2)学習者が、自分のペースと量で自宅学習できるCALLを開発し、Communication Skillの向上を目指したOral Activilty中心の一斉授業との統合性を持たせた教育システムを開発した。初めの授業で教材の内容の概要をつかむ「導入」を行い、CALLで言語学習中心の練習、再び一斉授業でCALLで学習した表現を利用して、関連する文化についてトピックを選び、英語で話し合っていくといる流れをとる。Pilot Studyでは、CALL終了後のspeaking testで顕著な伸びがみられた。(業績一覧参照;藤枝 1997) 3)CALL教材のどこを、どのようにどのぐらいの頻度で使用しているかという学習履歴を記録するプログラムを独自に開発し、制作した教材に対する学習者の態度・印象が、学習履歴、listeningとspeaking testにどのように影響を及ぼすかを調査分析し、学習者のCALLに対するストラテジーを考察した。この結果は1998年シアトルで行われたTESOL世界大会で報告された。
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