研究課題/領域番号 |
07558037
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
稲垣 康善 (1996-1997) 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10023079)
坂部 俊樹 (1995) 名古屋大学, 工学部, 教授 (60111829)
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研究分担者 |
河口 信夫 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (10273286)
結縁 祥治 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (70230612)
酒井 正彦 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (50215597)
坂部 俊樹 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60111829)
馮 速 名古屋大学, 工学部, 助手 (90262881)
稲垣 康善 名古屋大学, 工学部, 教授 (10023079)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
15,700千円 (直接経費: 15,700千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1995年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 可視化 / 書換え計算モデル / プロセス代数 / 視覚的支援 / プログラミング環境 / 関数型言語 / 計算モデル / 代数的プログラミング / 書換え計算 / 視覚化 / 並行計算 / プログラム変換 / 項書換え系 / 実時間並行計算 / 検証 / 代数的仕様 / 帰納的定理 / 被覆集合帰納法 |
研究概要 |
本研究では、平成7年度から平成9年度の3年間にわたって、書換え計算の可視化、並列計算の解析手法に関する研究を行ない、さらにそれらの統合を行ない、書換え計算プログラミングのための視覚的支援環境を構築した。また、そのプログラム検証技術、可視化技術、インタフェースについて高度化を行なった。具体的な研究実績を以下に挙げる。 1.書換え型計算モデルの操作言語 書換え計算そのものを操作できるメタ言語の研究を行なった。動的項書換え計算モデル(DTRC)の提案により、プログラム変換や検証のアルゴリズムの形式的記述が可能になった。また、項の集合を対象とした書換え型計算モデルである項集合書換え系(TSRS)を提案した。この計算モデルは完備化アルゴリズムの拡張に有効である。 2.書換え計算モデルのための可視化手法とその実現 書換え計算型計算モデルの解析・検証・変換を直観的に支援するための可視化手法を提案した。具体的には、項、計算、操作、情報の視覚化により書換え計算の統合支援環境を実現した。プログラミング環境としても、動的な実行状況をモニタしながら、プログラムを改善するための変更点を加えることが可能である。 3.書換え型並行計算の可視化インタフェースの構築と視覚的検証技法の確立 プロセスの並行通信計算を視覚的にグラフとして表示し、自在に編集できるプログラミング支援環境を構築した。また、グラフ上で、テスト等価性に基づきプロセスの等価性を判定する手法について研究を行なった。プロセスの仕様と実現を2つのグラフとして同時に表示し、そのデバッグが可能である。 これらの研究は、様々な研究集会で発表され、意見交換を行なった。
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