研究課題/領域番号 |
07558077
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山本 和生 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20093536)
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研究分担者 |
尾川 博昭 九州工業大学, 工学部, 助教授 (50108685)
布柴 達男 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10270802)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1995年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | supF遺伝子 / ナリジクシン酸 / ストレプトマイシン / rpsLアンバー変異 / gyrAアンバー変異 / 5-ヒドロキシシトシン / コバルト(II) / 欠失突然変異 / 自然突然変異頻度 / マンガン(II) / 環境変異原 / Ames試験 / 突然変異スペクトル / supF / 活性酸素 / 8-ヒドロキシグアニン |
研究概要 |
変異体アッセイシステムの改編;大腸菌supF遺伝子は、終止コドンUAGをチロシンと読み替えるアンバーサプレッサーtRNAを作る遺伝子である。supF^+の変異を鋭敏便に検出するために、大腸菌宿主を以下の手順で改良改変した。抗生物質ナリジンシン酸(nal)抵抗性gyrA遺伝子のアンバー変異、乳糖分解lacZ遺伝子のアンバー変異、抗生物質ストレプトマイシン(Sm)抵抗遺伝子rpsLのアンバー変異の3種類のアンバー変異を持つプラスミドを作成し、三重の選択をできるようにし、変異体同定を一層簡素化した。この系での自然突然変異頻度は5×10^<-8>〜5×10^<-7>であった。この系を用いて、鉄イオンの細胞への取りこみ変異が、8-ヒドロキシグアニン由来の変異を多数誘発することを明らかにした。哺乳類培養細胞やマウスへのsupF遺伝子の導入を行っている。最後に実験マニュアルを作成した。 活性酸素誘発突然変異のスペクトル;上記実験系を用い、チミングリコール等の活性酸素性塩基損傷修復に関わる大腸菌遺伝子、nthおよびneiの変異株での自然突然変異を調べた。GC→ATの変異が大部分を占め、5-ヒドロキシシトシンも重要な変異塩基損傷である可能性を指摘した。コバルト(II)はDNAに直接結合する可能性が指摘されていたが、DNA-Co(II)複合体形成に依存し、欠失突然変異が増大していた。
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