研究課題/領域番号 |
07558133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
森田 浩一 (1996) 川崎医科大学, 医学部, 助手 (20210172)
矢田 豊隆 (1995) 川崎医科大学, 医学部, 助手 (00210279)
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研究分担者 |
山森 伸二 日本光電工業(株)R&Gセンター, 課長
後藤 真巳 (後藤 真己) 川崎医療短期大学, 医用電子技術科, 助教授 (50148699)
小笠原 康夫 川崎医科大学, 医学部, 講師 (10152365)
辻岡 克彦 川崎医科大学, 医学部, 教授 (30163801)
梶谷 文彦 川崎医科大学, 医学部, 教授 (70029114)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 蛍光生体顕微鏡 / 高速度CCD / 心筋内微小循環 / 細動脈血流 / Slosh現象 / slosh現象 / 蛍光高速度生体顕微鏡 / 心内膜側微小血管 / 冠細動脈血流 / マイクロスフェア / ニオビウム |
研究概要 |
これまで微小循環に対してAccessするため、種々の生体顕微鏡法が開発されてきた。しかし、いずれの方法も心外膜側微小循環を対象としたもので、心筋虚血の主たる場である心内膜側の微小血管動態を評価した研究はなく、虚血時における心内膜側微小血管の挙動は不明であった。本研究は、(1)高速度CCD撮像素子と(2)ニードル型レンズを用い、(3)アクセス法を工夫した生体蛍光顕微鏡を開発して、これまで明らかでなかったin vivo心内膜側・心筋内冠微小循環解析を可能とすることを目的とした。 具体的には、高速度CCDカメラ、ニードル型レンズ、アクセス法の工夫、生体蛍光顕微鏡等について試作検討した。そして、生理的拍動下にある心臓の心内膜下微小循環での血管動態、血流動態の測定を実用的に可能とした。また、血流動態評価のための血流光マ-カを導入して、血流の可視化を行った。そして冠循環動態計測を行い、心外膜側では、拡張期優位な血流パターンを示すが、収縮期逆流はほとんど見られないことがわかった。一方、心内膜側微小循環系の血流速度では、収縮期の早期と中後期に逆流が生じ、かつ、明らかな拡張期優位な血流パターンをしめしていることがっわかった。これは、中隔枝動脈で観測されている血流パターンと同様なものであった。つまり、拡張期に一度心筋内に流入した血流が、収縮期に押し戻される"Slosh現象"を生じており、これが心内膜側が心外膜側よりも虚血にいたりやすい原因の一つと考えられた。このような"slosh現象"を引き起こす原因の一つとしては、心内膜側は心外膜側よりも、心筋収縮あるいは心室内圧上昇に伴う心筋内血管の圧迫力が強いため、収縮期逆流の増強が示唆された。
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