研究課題/領域番号 |
07558142
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小川 正賢 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80143139)
|
研究分担者 |
川崎 勝 山口大学, 医学部, 助教授 (70253177)
田中 浩朗 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (70240900)
杉山 滋郎 北海道大学, 理学部, 教授 (30179171)
川崎 謙 高知大学, 教育学部, 教授 (00116451)
大辻 永 茨城大学, 教育学部, 教授 (20272099)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 副読本 / STS教育 / 教材開発 / 高校理科 / 理科IA / IA科目 |
研究概要 |
本研究は、新学習指導要領で新たに設置された高等学校理科のIA科目群のための副読本の事例開発を目的として3年間にわたって実施された。IA科目群は、従来の理科の科目と異なり、日常生活と科学との関連を重視している。そのため、現場教師の側には、その科目群の必要性は認めながらも、具体的な授業実践については、どのような授業を実施していけばいいのかがイメージできずに不安であるという意見が多い。そこで、本研究では、このような内容を取り扱ってきている欧米の新しい科学教育運動であるSTS教育運動のなかで培われてきた教材開発や教育方法開発のノウハウを生かして、これらの科目群で利用可能な生徒用読本の雛型を何通りか開発した。研究の過程で、研究分担者・研究協力者間での「副読本」についてのイメージの多様性が問題になった。読み物タイプのもの、ワークシートタイプのもの、教科書タイプのものなどである。しかし、本研究では「副読本」を特定のタイプに限定することを避け、さまざまなタイプの可能性を追求する戦略をとった。そのほうが、現場教師の利用裁量が増加し、各自の創意工夫の可能性が広がると考えたからである。こうして、さまざまなタイプの「副読本」教材案が作成され、これらは、研究成果報告書に採録された。また、その中のいくつかは、2冊の著書(『科学技術時代への処方箋』(調麻佐志・川崎勝(編著)、北樹出版、1997)および『惑いのテクノロジー』(小川正賢(編著)、東洋館出版社、1998))として出版されている。
|