研究課題/領域番号 |
07558146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
日下 迢 金沢工業大学, 工学部, 教授 (20064454)
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研究分担者 |
村本 紘 (村本 絋) 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (50159183)
後藤 真太郎 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (80247436)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | インターネット / WWW / 教育支援システム / Java / 電子掲示板システム / インタラクティブCAT / HTTPプロトコル / インタラクティブCAI / CAI / ハイパーメディア / 教材作成支援ツール / BBS(電子掲示板システム) / 地球環境 |
研究概要 |
本研究は、インターネット上でマルチメディアが柔軟に扱えるCAIシステムを開発することを目的にしている。インターネットの急速な発展により、教育分野にもWWW(World Wide Web)技術が応用されるようになってきた。しかし、WWWのプロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)は、インタラクティブ性の欠如とセキュリティの弱さを抱えている。 本年度は、WWWのプロトコルの弱点を克服するために、インタラクティブ性を持った新しいプロトコルの仕様を定義し、それに基づいた教育支援システムの開発とその評価を行った。具体的には、GUIベースの電子掲示板システム(BBS)と遠隔利用も可能なインタラクティブ性に富んだCAIシステムの仕様定義と実装を行い、そのシステムの評価を行った。その結果、次のような成果を得ることができた。 1)サーバシステムにおいては、サーバとクライアントの間にアプリケイションサーバを理論的に配置した3階層モデルを導入し、このモデルに基づいてシステム仕様を定義したため、基幹のデータベースの隠蔽化とセキュリティに優れたシステムを開発することができた。 2)Java Appletでクライアントを開発したため、システムのインストールが不要でしかも多くの異なった計算機環境をサポートすることができた。 3)ネットワーク上での動作速度は、Javaの実行速度よりも通信のためのデータ量に依存することが分かった。 ここで開発されたシステムは、教育機関に保有されている各種資源をインターネット環境で有効利用でき、しかも、十分なセキュリティとパフォーマンスを持った教育システムとして構成されており、他教育機関でも運用できるパッケージとしても有用である。
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