研究課題/領域番号 |
07558179
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
北川 米喜 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (40093405)
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研究分担者 |
高部 英明 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (20150352)
田中 和夫 大阪大学, 工学部, 助教授 (70171741)
畦地 宏 (疇地 宏) 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (90135666)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | レーザービ-ト波加速 / 電子ビーム / 同期入射 / 電子スペクトロメーター / フォトカソード / 炭酸ガスレーザー / ビ-ト波加速 / 電子ビーム入射 |
研究概要 |
本研究では、レーザー加速に用いる注入電子ビーム源の開発を中心に行ってきた。初年度(1995)は、これまでのビ-ト波加速の成果とわが国及び世界の現状を調査し、また将来の実用加速器に至る問題点を挙げた。最も重要な問題は、電子ビームをいかにプラズマ波ポテンシャルの加速相に載せるか、あるいはいかに両者の同期をとるかであることを確認した。同時に、2段階に分けて1MeV電子ビーム入射源の開発を行った。第1段階は、電子ビーム制御炭酸ガスレーザー用電子銃のマルクス電源の改造による入射電子銃の開発について、述べた。パルスパワー装置から、カソードのインピーダンスを制御していかに高エネルギーの大電流ビームを得るかである。開発の結果、1MeV以上のビームを取り出すことに成功した。また、電子スペクトロメーターの開発とエネルギー較正を、大阪大学産業科学研究所との共同研究として、その付属放射線研究所の20MeV線形電子加速器を用いて行い、エネルギー、検出電流値の較正に成功した。この型の電子スペクトロメーターで感度校正の行われたのは、これが始めてである。20MeVでの感度は、(1.8±0.9)×10^7と与えられた。 第2年度(1996)では、レーザーとの同期を中心課題とし、フォトカソード付き1MeV電子銃の開発を行った。あらたに同軸型マルクス電源をもつ電子銃を準備し、フォトカソードを持つダイオードの開発を行った。その結果、1MeV以上のビームを取り出しえた。現在、同期用YAGレーザーの照射実験の準備を進めている。
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