研究課題/領域番号 |
07558210
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物有機科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長谷川 宏司 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (70094167)
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研究分担者 |
津布楽 洋和 カゴメ(株), 総合研究所・バイオ研究グループ, 主任
田中 宥司 カゴメ(株), 総合研究所・バイオ研究グループ, 主任研究員
小瀬村 誠治 慶応大学, 理工学部, 講師 (70231313)
山村 庄亮 慶応大学, 理工学部, 教授 (40076708)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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キーワード | レピジモイド / 植物成長促進剤 / 2-0-(α-D-glucopyranosyl)-L-rhamnose / 2-0-(4-deoxy- β-L-threo-hex-4-enopyranosyl)-L-rhamnopyranose |
研究概要 |
1.レピジモイドの大量製造を目指して、有機合成による製造法を検討した結果、D-glucoseとα-L-rhamnoseから数段階を経て合成することに成功した。 2.レピジモイドを生物学的手法で製造する目的で、レモン製ペクチンから調整したラムノガラクツロナンをヒマワリ芽生えから調整した粗酵素液で処理した結果、レピジモイドを製造することができた。 3.物理化学的手法で製造する目的で、レモン汁をオートクレープで分解し、機器分析でレピジモイドの有無を調べた結果、レピジモイドは検出されなかった。 レモン製ペクチンを塩酸で加水分解し、機器分析でレピジモイドを測ったが、検出されなかった。なお、この加水分解物の分子量5000〜400と400〜300の画分でヒモゲイトウ下胚軸伸長試験で成長促進活性(レピジモイド様活性)がみられた。 4.レピジモイドの有機合成過程で、2-0-(4-deoxy- β-L-threo-hex-4-enopyranosyl)-L-rhamnopyranoseを得たが、この化合物がレピジモイドの数10倍もの高い成長促進活性を示すことが明らかになった。 5.レピジモイドおよび4.の化合物はいずれも、発芽時から処理することによって、サラダ菜やトマトの生育を促進する傾向がみられた。 これらの結果から、有機合成および生物学的手法によるレピジモイドの大量製造が可能になり、更にレピジモイドの類縁体も含めて、生育初期に処理することによって、農作物の生産向上に効果があることが示唆され、レピジモイドの農作物の生産調節への実用化の見通しが立った。
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