研究課題/領域番号 |
07558216
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野島 博 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (30156195)
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研究分担者 |
小堀 正人 山之内製薬(株), 第二分子医学研究所, 主任研究員
沖花 裕行 藤本製薬(株), 創薬研究所, 課長
木村 信也 大阪大学, 微生物病研究所, 教務職員 (70273703)
鍋島 建太郎 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (60294120)
田中 誠司 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (50263314)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | cDNAライブラリー / サプトラクション / ノーザンプロット / 減数分裂 / 転写誘導 / 分裂酵母 / 遺伝子破壊 / 癌転移 / サブトラクション / ノーザンブロット / マウス精巣 / 破骨細胞 / オステオブラスト活性 / 四分子解析 |
研究概要 |
我々は一般的に転写誘導されるmRNA(cDNA)分子種を大多数単離する目的で高品質の差分化cDNAライブラリーを作製する方法を開発してきた。まずネオマイシンで選択でき、T7RNAポリメラーゼでcDNAをRNAに変換でき、2重鎖プラスミドを単鎖に変換でき、5'上流から迅速なキロシークエンスが実行でき、分裂酵母と哺乳動物細胞で発現できるベクター(pAP3neo)を作製した。このベクターを使って以下の6つの実験系において差分化cDNAライブラリーを作製した;(1)マウスの精子を産生している精嚢、(2)シア・ストレスのかかったヒトの臍帯細胞、(3)分裂酵母の窒素源枯渇による減数分裂過程、(4)ウサギの破骨細胞と脾臓細胞の比較、(5)マウスのmi変異細胞、(6)転移・浸潤能の異なるマウスのメラノーマ細胞。さらに我々が"重差分化法"と呼ぶことにした、差分化cDNAライブラリーに含まれるcDNA分子種を効率よく包括的に単離する方法も開発した。これらの技術を上述の6つの実験系に適用し、以下のように総称した数多くの新規遺伝子を単離した;TAU(Transcription in Adult testis Upregulated),SSR(Shear Stress Responsive),meu(meiotic expression upregulated),OCS(Osteoclast Specific),TIM(Transcription Increased in mimouse)and TIB(Transcription Increased in BL6 mouse)。調べた限りこれらが重要な生理活性を示したことは、この方法論が他の方法では単離が困難な転写カ-スケードに乗っている多数の遺伝子の単離に有用であることを意味する。
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