研究課題/領域番号 |
07558226
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須藤 和夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20111453)
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研究分担者 |
足立 博之 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00211699)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 遺伝子操作 / タンパク質発現 / 選択マーカー / 多量体タンパク質 / 結晶化 / 細胞性粘菌 / 蛋白質結晶 / 大量発現系 / ミオシン / 蛋白質多量体 |
研究概要 |
オリゴマータンパク質の遺伝子組み替え体の結晶化には、いくつかの遺伝子を同時に、かつ大量にホスト細胞で発現させる必要がある。本研究では、発現系として、細胞性粘菌Dictyostelium discoideumを用いた実験系を立ち上げることを目的とした。複数の遺伝子を同時に細胞性粘菌内で発現させるために、まず、選択マーカーの作成をおこなった。既存のネオマイシン耐性遺伝子の他には、これまで細胞性粘菌で効率よく使える耐性遺伝子マーカーがなかったので、Blasticidin耐性遺伝子が細胞性粘菌でも使えるように、細胞性粘菌のアクチンプロモーター、アクチンターミネーターでBlasticidin遺伝子をはさみ、これを粘菌細胞内で駆動するようにした。こうして少なくとも二つの耐性選択マーカーが使えるような系を確立した。こうした選択マーカーと多コピープラスミドを併用して、ミオシン重鎖と2本の軽鎖の同時発現をおこなった。この結果、3種類のポリペプチド鎖が多量に発現し、ミオシン頭部ドメインの大量発現が成功した。現在、この系を用いて、ミオシン頭部ドメインの結晶化を試みている。さらに、こうして選択マーカーの幅が広がったことで、細胞性粘菌をもちいたさまざまな細胞生物学的研究、とくに細胞運動に関する研究が可能になるという副産物があった。
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