研究課題/領域番号 |
07558275
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小原 啓義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063367)
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研究分担者 |
森崎 正人 日本電信電話株式会社, 光ネットワーク研究所, 主幹研究員
片岡 朋子 メディアネットワークセンター, 顧問研究員 (80137075)
片岡 裕 メディアネットワークセンター, 顧問研究員 (70288017)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | Multilingual System / Text Processing / ISO 2022.16429 / X Window System / Internationalization / 国際化 / 地域化 / 多言語化 / テキスト処理 / 自然言語処理 / 組版 / デジタル図書館 / 構造化文書 / internationalization / localization / ブラウザ / HTML / 多言語処理 / 言語教育 |
研究概要 |
本研究は第1に、ネットワーク・ワイドなMulti-Window Systemsに対応し、それらを国際化する機能モジュール群、すなわち、全文字コードの混在入出力、文字コード非依存の全文字コード混在テキスト処理、ISO 2022/6429を越える通信、Outline Fonts処理、実用に耐える速度と処理能力を持った実用システムとして開発すること目的とする。第2に、これらのモジュール群にMulti-Window SystemsやOSに依存しない高い移植性を持たせ、各種window Systemsに移植し、リアルタイム機能に対応する本格的な国際化マルチ・メディアの基礎ツールとしての実証と、実用システムとしての検証を目的とした。 実際の研究としては、まず、全世界の文字の構造と情報交換用文字コードの調査と分類を行った。その結果、文字コードから、処理対象としての文字、文字から表示の二段階の変換を行うことによって、文字コードポイント数、文字、図形数が一致しない、現実の文字列の処理が可能となった。これをもとに、全世界の文字の混在が可能な、入力、出力、基本文書編集(挿入、削除、検索等)及び通信の各モジュール並びにOSへの移植用ライブラリーを作成することを目標として研究と開発を進めた。その結果、POSIXオペレーティング・システムとX Window Systemのスーパーセットとして動作するモジュール群を開発した。 既開発の要素技術を基に、既に作成したフォントを用いての、国際化X Window System・ライブラリを開発した。文字コードの規格が存在しない歴史的文字を含む文字対応への検証のため、蒙古系文字群のコード化とフォントの作成を行なった。さらに、結合音節文字の一文字決定のルールを明確にした。その結果、高速な動作が実証され、地域化・国際化・多言語化の明確な定義とその統一モデルが得られた。さらに、蒙古系文字群への対応によって、歴史的文字を含め、適応範囲の広さと実用性を実証した。
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