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北四国の渇水災害に対する地域防災力の変遷とその強化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07558277
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

鈴木 幸一  愛媛大学, 工学部, 教授 (70026285)

研究分担者 柏谷 増男  愛媛大学, 工学部, 教授 (00026254)
山本 裕規  愛媛大学, 工学部, 助手 (70274339)
渡辺 政広  愛媛大学, 工学部, 助教授 (70036458)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
キーワード北四国 / 渇水災害 / 水資源開発 / 流域外導水 / 利水の広域化 / 満濃池 / 吉野川 / 水需要の予測
研究概要

北四国の渇水災害に対する地域防災力の強化法を検討するために,これまでの渇水災害対策の経緯,水文資料の統計解析に基づく水資源開発可能量および水需要の将来予測について研究したが,得られた結果は以下の通りである.
1)北四国の渇水災害とその対策の歴史的変遷
西暦701年に始まる香川県の満濃池の破堤・築堤の繰り返しの歴史を明らかにすることによって,中央政府の援助と農民の多大な努力によって渇水の軽減が図られてきたことが示された.また,吉野川水系の水を流域外に導水したことが北四国の渇水対策として大きな役割を果たしていることを明らかにした.
2)北四国の水文量の統計解析と水資源開発量
南四国に片寄っている年平均降水量の空間分布や四国の一級河川8河川の流出量と利用量を明らかにすることによって,四万十川,仁流川および那賀川には水資源が豊富であるが,肱川,重信川,土器川での新たな水資源開発は望めないことを示した.また,吉野川は流出量は年40.5億m^3もあるが,既に55%が利用されている.
3)北四国の水需要の将来予測
高松市と松山市についてこれまでの水需要の増大と今後の予測量を明らかにした.松山市については1978年に約10万m^3/日の日最大需要量が16年後の1994年には18万m^3/日と約1.8倍となっている.また,約10年後の2006年には23万m^3/日程度となることが予測される.
以上の成果を踏まえて,南北で水資源の水需要の不均衡が著しい四国では,流域外導水によって利水の広域化を図ることが必要であると総括した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木幸一: "四国の水事情と北四国の渇水について" 混相流. Vol.2 No.4. 285-291 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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