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画像資料を中心とした神仙思想の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610014
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 中国哲学
研究機関京都大学

研究代表者

小南 一郎  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50027554)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード神仙思想 / 人物画像 / 祖霊観念 / 葬送儀礼 / 画像石・画像磚 / 漢代思想
研究概要

(1)春秋末年から戦国時期にかけて時期の青銅器の文様(特に人物画像文様)の分析を通じて、このころに、中国の宗教観念に大きな変化があり、その変化の中から神仙観念(特に不死の観念)も結晶して来たであろうことを確かめた。
(2)前漢時代中期における中国社会の構造的な変化が、神仙思想にも大きな影響を及ぼし、それまでの帝王の神仙術から、一般の人々にも開かれた神仙観念が展開したことを、文献(特に「史記」封禅書)と文物との双方の分析から確かめた。
(3)前漢後半期から後漢の時期の、一般の人々にも開かれた神仙観念について、その宗教的な機能について知ることを主眼とし、墓中に描かれる神仙図像について、特に位置関係を重視して分析を加えた。そうした分析から、この時期の神仙観念が祖霊観念と密接な関係を持ち、葬送儀礼とも深く関わりあっていたことを確かめた。
以上のような知見を纏めて、成果報告書(冊子体)を作製した。
なお、この期間に執筆した「神亭壺にみる仏教受容の一様相」(東方学会50周年記念論文集)は、江南地域において、土着の民間信仰の上に神仙観念がかぶさり、その基礎の上に、仏教が受容されたことを分析したものである。また「石鼓文製作の時代背景」)「東洋史研究」に掲載予定)では、秦の始皇帝の神仙探求が、単に個人的な不死・長寿の願望によるだけでなく、民衆層の宗教信仰を統合するものであったことを論じた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小南一郎: "神亭壺に見る仏教授容の一様相" 東方学会50周年記念論文集. (印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 小南一郎: "神亭壺に見る佛教受容の一様相" 東方学会五十周年記念論文集. 1-14 (1997)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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