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シャフツベリと近代美学の成立との関係

研究課題

研究課題/領域番号 07610053
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学(含芸術諸学)
研究機関神戸女学院大学

研究代表者

浜下 昌宏  神戸女学院大学, 文学部, 教授 (60208577)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードシャフツベリ / 西欧近代美学 / フランス啓蒙 / ディドロ / ロココ / 近代美学 / カッシーラー,E / ドイツ美学 / ドイツ啓蒙 / スコットランド啓蒙 / ターンバル,G. / カッシーラー,E. / 狂信論
研究概要

1.本研究の主目標はシャフツベリが近代美学の生成・展開において果たした役割を明確にすることにある。重点的にヨーロッパ各国との関係から、平成7年度はスコットランド、平成8年度はドイツ(語圏)、そして平成9年度はフランス(語圏)について研究し、関連資料・文献の収集と読査を進めつつ、研究成果は順次論文として発表することをめざした。
2.平成9年度の研究課題である、シャフツベリとフランス(語圏)思想との影響関係についての研究により、さしあたり次の点を確認することができた。
(1)シャフツベリとフランス思想との関係についての従来の研究には、ドイツ思想との関係についてのヴァルツェル、ヴァイザー、カッシーラーといった、要点を押さえたすぐれた概説的研究がないこと。
(2)フランス本国との関係よりは、フランスよりオランダに亡命したプロテスタント系の思想家との交流が際立っていること。(例えば、ピエール・ベイル、ジャック・バアスナシュ、ジャン・ル・クレール、ピエール・コスト、ピエール・デ・メゾ、など。)
(3)美学よりも宗教・道徳理論において両者の関係は強いこと。
(4)美学のみならず総合的にみて、フランス思想家の中ではディドロが最もよくシャフツベリに関心を示していたこと。
3.公表可能な研究成果は、近日中に公刊される新たなターンブル論であり、また、ディドロとシャフツベリとの関係を扱った小論も準備中である。また、文献資料の収集においては、平成9年夏に米国スタンフォード大学、UCLAを訪問した際に、当地の専門研究者より小論の構想についてreviewを受け、さらに推薦された論文集のコピーを収集した。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 浜下昌宏 他: "芸術理論の現在(うち、「人文学の綜合としての芸術哲学」)" 東信堂, (5月刊行予定) (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 浜下 昌宏: "カッシーラーによるシャフツベリ美学の評価について" 神戸女学院大学論集. 43・3. 17-35 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 浜下 昌宏、他: "ロココ(世界美術大全集 西洋編 第18巻)" 小学館, 455 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Masahiro Hamashita: "A Quest for the Universal (1)" Kobe College Studies. 42-1. 1-16 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Masahiro Hamashita: "A Quest for the Universal (2)" Kobe College Studies. 42-2. 51-64 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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