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空間的注意の視覚情報処理への介入過程の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07610083
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験系心理学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

岩崎 祥一  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90117656)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード空間的注意 / 干渉効果 / 意識 / 注意の自動的奪取 / 容量配分 / 反応時間
研究概要

本研究は、注意の2つの制御のあり方(突然の視野内の変化による注意の自動的奪取と意図的能動的注意のコントロール)がそれぞれ視覚情報処理に異なる仕方で影響しているのではないかとの仮定にたち、それぞれを純粋に独立して取り出すことを試みた。
平成7年度は、自動的注意の影響を調べる目的で、ノイズ刺激による反応時間の干渉効果を利用した実験を行った。ノイズ刺激は、通常はターゲットと同時かあるいは比較的短い時間ターゲットに先行して提示されるが、ここでは、2秒という長い先行時間で提示し続ける。すると、干渉効果はほとんど消失することが申請者の過去の研究から分かっている。この消失した干渉効果を、ノイズ刺激の上下に自動的注意を奪取すると考えられる手掛を提示することで、復活できるか否かを見た。結果は、確かに干渉効果の再現が見られたが、この効果は、ノイズと手掛が同一視野内でなくてもよく、注意を奪取したというより、むしろ、突然のonsetがもたらす覚醒効果によると解釈された。
平成8年度は、能動的注意の効果を可能な限り純粋に取り出して実験する予定であったが、その予備実験の過程で興味深い観察結果を得たので、急遽実験内容を変更して、この実験を行った。その現象とは、ノイズ刺激の中に埋もれたターゲットが、能動的に注意を向けると、数秒で消失するというものである。組織的に実験を行った結果、実際に注意を向けた側が向けなかった側よりも消えやすいことが見出された。この点についてはさらに提示条件を工夫して現在追加実験を行っているところである。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Syoichi Iwasaki: "Retinal Distribution of Attention" Perceptual and Motor Skills. 80. 522 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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