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高齢者の外見的特性の社会的認知に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

藤森 立男  横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (00192732)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード高齢者 / 外見的特性 / 社会的認知 / 対人魅力 / 社会的地位 / イメージ / 高齢者のイメージ / イメージの規定要因 / クラスター分析
研究概要

本研究の目的は、女性高齢者の外見的特性の評価がどのような要素や特性に基づいているかを検討することであった。また、女性高齢者の外見的特性を評価する手がかりとして、どのような要因が重視されているかを検討した。さらに、高齢者・社会人・大学生では女性高齢者の外見的特性の認知にどのような差異があるかを検討することを目的とした。女性高齢者の外見的特性の評価に関する調査票を設計し、「女性の高齢者で、外見的特性の優れている人物とそうでない人物」の諸特性について評価することを求めた。なお、本研究における最終的な分析対象者は、高齢者が585名(平均71.3歳)、社会人が312名(平均47.6歳)、大学生が409名(平均19.9歳)であった。本研究の主要な結果は、以下の通りである。
1.外見的特性の優れている女性高齢者はそうでない女性高齢者に比べて、高齢者・社会人・大学生ともに総じてスタイルが良いと認知され、社会的地位が高く、好ましい人物と見なされていた。
2.外見的特性の優れている女性高齢者に対するイメージを因子分析した結果、各回答者層に共通して「積極性」と「成熟性」の2つのイメージ因子が抽出された。
3.外見的特性の優れている女性高齢者のイメージを規定している要因を特定するために重回帰分析を実施したところ、各回答者層ともに「積極性」のイメージには装飾性の要因、「成熟性」のイメージには洗練性の要因が強い影響力を有していた。これに加えて、「成熟性」のイメージには高齢者および社会人で体型の要因がマイナスに影響し、社会人では装飾性の要因もマイナスに影響していた。これに対して、大学生では日本的趣味性の要因が「成熟性」のイメージにプラスに影響しており、各回答者層で異なる結果も見出された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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