研究課題/領域番号 |
07610112
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
藤崎 眞知代 群馬大学, 教育学部, 助教授 (90156852)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | コンピテンス / 他者評価 / 自己評価 / 保育形態 |
研究概要 |
保育形態の異なる群馬大学教育学部付属幼稚園、及びお茶の水女子大学付属幼稚園において、幼稚園年少児、年中児、年長児を対象として、コンピテンスの自己評価、自由場面における行動、他者(両親・保育者)による子供評価等の資料を収集し、資料相互の関連、及び発達的変化を検討した結果、以下の5点が明らかとなった。 1.コンピテンスの4領域の自己評価は年少から(年中・年長)にかけて低下するのに対して、自己価値については年齢変化が見られない。一方、コンピテンスの他者評価は年少から年長になるにつれて高くなる。 2.コンピテンスの4領域について自己評価と他者評価を比較すると、年少ではいずれの領域も自己評価の方が高いのに対して、年中・年長では母親からの受容に関してのみ自己評価の方が低い。又、自己評価と他者評価の差は年少児に大きく、年長になるにつれて小さくなり、自己・他者評価が一致してくる傾向にある。 3.コンピテンスの自己評価の高い子どもと低い子どもの典型例について、日常行動との関連を見ると、前者の子どもはエピソードの充実度(達成内容の程度、集中度)が高いこと、仲間との相互交渉では中性的やり取り、ないしは友好的やり取り・リ-ドが見られる。それに対して、後者の子どもはエピソードの充実度が低く、仲間との相互交渉においては働きかけが少なく、友好的服従や中性的な受け止めが多い。 4.保育形態による違いはゲスフ-テストによる仲間評価に顕著に見られ、子どもに委ねられた自由度が高い園の方が、子どもは仲間の特徴をよく捉え、その捉えは保育者の子ども評価と一致する方向にあった。 5.そこでは、保育者の援助として、一人ひとりの子どもの状態に即して、見守る・待つ→一緒に考える→具体的・技術的援助、といった援助のシークエンスが見られた。
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