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語の構造の意味理解に及ぼす効果およびその応用問題

研究課題

研究課題/領域番号 07610128
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関広島大学

研究代表者

山田 純  広島大学, 総合科学部, 教授 (00116691)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード連合価 / 語彙判定 / 音読潜時 / 意味接近 / 音韻接近
研究概要

語の構造の意味理解に及ぼす効果およびその応用問題
本研究は、2文字漢字語の統語構造とその意味接近をもくろんでいたが、それぞれの構成素の連合価が多義性にかかわり、意味接近に左右するのではないか、という基本問題が起こった。そこで、第1実験として、高連合語と低連合語の語彙判定速度をタキストスコープによって測定した結果、語彙性(語と非語)と連合価(高連合と低連合)の相互作用が有意であることが判明し、頻度をコントロールしても、高連合語のほうが反応時間が短いことが明らかになった。これは、"Valency,secondary frequency and lexical access:A Japanese study"として、現在、投稿審査中である。
語の多義性は、およそその語の読みの数に比例するが、第2実験として1文字語の音読潜時を測定した。目的は、意味理解と音声情報処理の関係についての知見を得るためであった。実験の結果、複数読みの漢字の音読潜時が遅いことが明らかになった。これは"Naming latencies for single-reading and multiple-reading Kanji"として、現在、投稿審査中である。さらに、実験1の展開として、1文字の連合価のその文字の認知におよぼす効果について、現在、実験中である。
また、漢字と仮名表記の語の音読反応潜時の研究は、語の意味理解を解釈するのに有効と思われる。これについては、小学生を50名を対象として音読実験を行った。その結果、漢字と仮名の音読潜時の差が学年の上昇とともに小さくなることが明らかになった。この研究については、"Naming kanji and kana by children"として、現在、執筆中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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