• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高年齢者の作業行動特性について(課題の種類による対応行動の違いに注目して)

研究課題

研究課題/領域番号 07610155
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関関西女学院短期大学

研究代表者

向井 希宏  関西女学院短期大学, コミュニケーション学科, 助教授 (10182065)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード加齢 / 技能習熟 / キ-入力作業 / 組立作業 / 動作時間分析
研究概要

加齢と作業能力との関係について考えるため、課題としてワープロ作業を念頭においたキーボードからの入力作業を設定した。具体的には、入力課題をできるだけ速く自由に入力させる場合(条件1)と、ブラインドタッチによる正しい指使いに規制する場合(条件2)を設定し、高年齢者にとって、比較的なじみの薄い課題と考えられるこのキ-入力作業遂行行動と、これまで続けてきた組立作業における行動とを比較することから、高年齢者の行動特性を明らかにした。被験者として、数は少ないものの、60歳台、70歳台に加えて、学生被験者、中年齢被験者も用いて作業行動に与える加齢の影響を検討した。
その結果、条件2に関しては、課題遂行による到達技能レベルに、群間できわめて大きな違いがみられたと同時に、習熟プロセスや入力時間では高年齢群で大きな個人差がみられた。その個人差は、各指の動作所要時間、入力文字の確認時間や、キ-入力動作を始めるまでの時間の長さに特に大きくあらわれた。しかし、条件1では、各群間で入力数に違いはみられたものの、条件2ほどの大きな差は生じななかった。
今回は、11人の被験者を用いて実験を行い、作業行動の比較を試みたが、複数台のビデオデッキとAVセレクターを組み合わせて用いることによって作業動作を効率的にVTRに編集・収録でき、また、作業経過や入力ミス、入力所要時間の分析に学生アルバイトを使うことができたため、現有や実験設備の不十分な点を実験補助者でカバーすることができた。今後、被験者数を増やすこと、新たな課題による実験を追加すること等により、さらなる成果が期待できそうである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi