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部落差別問題の現状と課題

研究課題

研究課題/領域番号 07610166
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関埼玉大学

研究代表者

福岡 安則  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80149244)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード部落差別問題 / 被差別部落 / 解放運動 / 生活史
研究概要

本調査研究は,同和対策審議会答申において「国民的課題」とされ,長年にわたっての取り組みがなされてきた部落差別問題の解決が,現時点でどこまで達成されたのかを明らかにすべく,被差別部落での聞き取り調査をつうじて,環境,労働,生活全般についてトータルな把握をめざすものとして企画された。
調査の手法としては,いわゆる生活史の聞き取りを採用して,調査活動に従事してきた。当初,フィールドに選定した栃木県藤岡町の被差別部落では,継続的に調査協力者が得られにくかったため,途中で,千葉県関宿町の3つの被差別部落をフィールドに選定しなおし,精力的に聞き取り調査を実施した。
調査が一段落した時点でのファインディングズとしては,(1)結婚差別をはじめとする差別の現実がなお解消されていないこと,(2)3つの部落のうち,とくに1つの部落では,なお職業的に不安定な状況におかれていること,(3)部落解放運動の側でも,運動課題が鮮明な像をむすびがたくなっており,そのために,いまいちど運動の再活性化をめざそうとする人たちと,たんに行政による種々の同和対策を維持しながらも運動姿勢としてはいわゆる融和主義的な傾向を強めている人たちとのあいだに,潜在的な葛藤・対立が生まれつつあること,が確認された。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 福岡安則: "技法としての生活史聞き取り(2)" 解放社会学研究. 10. 73-108 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 福岡安則: "技法としての生活聞き取り(2)" 解放社会学研究. 10(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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