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脳血管疾患患者および家族の療養生活の変化とその予測要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610227
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

杉澤 秀博  (財)東京都老人総合研究所, 保健社会学部門, 研究員 (60201571)

研究分担者 高梨 薫  (財)東京都老人総合研究所, 保健社会学部門, 研究助手 (60250198)
中谷 陽明  (財)東京都老人総合研究所, 社会福祉部門, 研究員 (00198128)
奥山 正司  十文字学園短期大学, 教授 (50073036)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード脳血管疾患 / 身体健康 / 精神健康 / 追跡調査 / 変化
研究概要

1.研究の目的:脳血管疾患患者の予後とその予測要因に関しては、脳血管疾患発症後の短期的な縦断的調査に基づき、身体面での健康を中心に明らかにされてきている。しかし、追跡期間が短く、長期的な変化が解明されていない、健康指標が身体面に限定されているなど、検討すべき課題が残されている。他方では、脳血管疾患患者の介護者に対しては、自立度が保持されている患者も少なくなく、問題の深刻さが低いということで、介護に伴う健康上、生活上の問題を解明した研究は多くない。本研究では、都内3病院のリハビリテーション科から退院した患者および家族に対する4年間の追跡調査によって、脳血管疾患患者および家族の健康と生活の長期的な変化とその予測要因を解明することを目的とした。分析の結果、以下のような知見がえられた。
2.主要な知見:1)患者の療養場所に関しては、自宅に退院した患者では4年後においても継続して自宅で療養している場合が多いこと、転院した患者でも半数が自宅に戻っていることがわかった。2)退院4年後においても入院している理由としては、患者の病状以外に家族の介護体制などの社会的要因が関係していた。3)患者および家族の健康や生活は退院4年後においても、退院2ヶ月後、退院1年6ヶ月後と大きな違いがみられず、患者および家族の健康および生活は退院後も比較的長期にわたって安定していることが示唆された。4)保健医療サービスの利用実績も、在宅介護支援センターなど一部のサービスを除き、この4年間では大きな変化はみられなかった。5)ボランティア、医療ソーシャルワーカー、病院の退院時指導など、患者および家族の利用可能な社会資源の有効性や課題、これらの資源に対する介護者側からみた期待感などが明らかにされた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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