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近代学校教育における「教科」の成立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610246
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関静岡大学

研究代表者

山崎 準二 (山ざき 準二)  静岡大学, 教育学部, 教授 (50144051)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードF.A.W.ディースターヴェーク / 教科 / 普通教育 / ディースターヴェーク
研究概要

ドイツのメールズおよびベルリンの教員養成所長であったディースターヴェークは、19世紀中頃ドイツにおける教員養成の課題を次のような2点であると捉えていた。すなわち、第1は、分科的体系的な近代諸科学をいかに初等教育課程に導入したらよいのか、第2は、科学的で体系的な教育の理論と技術を身に付けた初等教育学校の教員をいかに養成したらよいのか、ということであった。
ディースターヴェークは、それらの課題の解決に向けて努力したがゆえに、教科教授論の確立者と呼ばれているのである。その具体的成果が、彼の主著『ドイツの教師に寄せる教授指針』である。この著作は、ディースターヴェークの没年(1866年)までに、初版(1835)、第2班(1838)、第3班(1844)、第4班(1850)と4回にわたり版を重ねてきている。そしてその内容も、質・量ともに発展が認められた。
本研究の目的は、同上書各版にみられる教育課程構想の内容分析を行ない、近代学校教育における「教科」の成立を考察し、同時に「教科」学習の基本原則を把握することであった。その結果、(1)「共通必須の知識」としての「共通教養論」の内容的提起が確認され、その獲得の基本原則として(2)対象の認識活動を通して自己の認識が図られること、(3)対象の認識活動は、学習の共同性を必要としていること、が考えられていたことが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山崎準二: "牧柾名編『教育原理』第3章・教育課程の構造・編成と今日的課題" 八千代出版社, 200(3月刊行予定) (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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