研究課題/領域番号 |
07610258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田中 治彦 岡山大学, 教育学部, 助教授 (50188322)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 社会教育史 / 青少年教育 / 少年団 / 学社連携 / 学校と地域の連携 |
研究概要 |
鈴木利貞による座間幼年会の理論と実践は、青年団、少年団、青少年施設、公民館、学社連携など社会教育のほとんどの領域に及んでおり、学校と地域の連携をめざしたその先駆的な活動は戦前戦後の同種の実践の中でも最も質の高いものであった。本研究の目的は、鈴木利貞の残した手書きの資料を整理し、その主要なものについて復刻することである。併せて、鈴木利貞と座間幼年会の実践を社会教育の歴史研究の中に位置づけようとするものである。 研究成果として『鈴木利貞と座間村幼年会に関する研究-学校と地域の協働の歴史』を成果報告書として発刊した(A5版252頁)。本書には鈴木利貞の主著である『社会的陶冶と幼年会の実際』および『寓話細谷川梗概』を復刻した。さらに以下の解説を加えた。解説は「鈴木利貞と座間村幼年会研究の経緯とその意義(田中治彦)」「鈴木利貞と座間幼年会の実践(中島純)」「解説・『社会的陶冶と幼年会の実際』『細谷川梗概』(鈴木英夫)」の3論文である。巻末には鈴木利貞と座間幼年会に関する参考文献目録を掲載した。 本研究に触発される形で、地元(座間幼年会を偲ぶ会)においても『幼年会を語る』という資料集が編纂された(A5版131頁)。この中には幼年会体験者による座談会などの他、鈴木利貞の日記『我が身の歴史』の抄録が子息の鈴木英夫の監修により注釈付きで収録されている。
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