研究課題/領域番号 |
07610280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 敬和学園大学 |
研究代表者 |
柴沼 晶子 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (80192110)
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研究分担者 |
新井 浅浩 文理情報短期大学, 経営情報学科, 専任講師 (80269357)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 英国の宗教教育 / 1988年教育改革法 / Personal Social Education / アグリード・シラバス / クロス・カリキュラム / キャリア教育とガイダンス / 精神的・道徳的発達 / 価値のための教育 / 英国1988年法 / 宗教教育 / 人格教育(PSE) / 道徳的・精神的発達 / SCAAモデル・シラバス / NFVE(National Forum for Values Ed) / 宗教教育の到達目標 / Personal Social Educationの目標 / Personal Social Educationの領域 / 宗教教育のアプローチ / クロス・カリキュラー・テーマ |
研究概要 |
1988年教育改革法後の宗教教育と人格教育(Personal and Social Education)に関する資料、すなわちその後の法令、政府の公刊した文書、アグリード・シラバス等から宗教教育とPSEの内実を明らかにしてきた。 その成果を「英国の1988年教育改革法後の公立学校における宗教教育と人格教育(PSE)に関する基礎的研究-目標の分析を中心に-」敬和学園大学研究紀要第5号(1996)にまとめた。さらに「英国の1988年教育改革法後の宗教教育-SCAA(学校カリキュラム評価機構)のモデル・シラバスに関する一考察」(日本キリスト教教育学会第8回大会、1996:柴沼)、「英国の1988年教育改革法後の人格教育カリキュラムに関する考察」(日本カリキュラム学会第7回大会、1996:新井)の口頭発表を行った。 学校レベルの宗教教育とPSEの実践に関する質問紙調査を抽出した47校に行い、その結果をOFSTEDの評価資料によって補完して実態の把握に努めた。予想外の展開は、宗教教育とPSEを視野に入れながらも、生徒の精神的・道徳的教育の再構築のためにSCAAが各界の代表を召集し、学校、社会の全国的な論議によって「共通の価値」の設定を1996年1月から1年以上の年月をかけて行ったことである。その「共通の価値」に基づく精神的、道徳的教育計画はナショナル・カリキュラムの次期改訂である2000年に向けて現在具体的な指導計画のドラフトが作成され、実験校による検証を受けているところである。 上述の学校調査の結果、SCAAのモデル・シラバスの枠組み、「共通の価値」の内容とその設定にいたるまでの英国の精神的・道徳的教育のための取り組みについて日本比較教育学会第33回大会(1997)において報告するとともに、参考資料集を作成し、研究者に送付した。
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