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知的障害を持つ人のアドボカシィに関する調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610281
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関北陸大学

研究代表者

三谷 嘉明  北陸大学, 法学部, 教授 (80014760)

研究分担者 古屋 健  群馬大学, 教育学部, 助教授 (20173552)
初谷 良彦  北陸大学, 法学部, 教授 (20208531)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード知的障害 / 発達遅滞 / アドボカシィ / ノーマライゼーション / QOL / パタ-ナリズム
研究概要

知的障害を持つ人たちのアドボカシィ運動の動向について,3点を中心に検討した.主な結果は次の通りである.
(1)アドボカシィ運動の歴史と思想の整理:文献研究によって,アドボカシィ運動をノーマライゼーションの原理から必然的に導き出される思想的帰結として位置付けることができた.特に知的障害者のQOLの向上のため,アドボカシィ運動の発展が不可欠であることが指摘された.我が国においては,この面において欧米諸国と比較して相対的な立ち遅れが指摘されるが,その背景には我が国文化特有のパタ-ナリズムの影響が大きいと考えられた.福祉制度におけるパタ-ナリズムの影響については,今後,体系的に明らかにしていく必要があると思われる.
(2)法的・制度的アドボカシィ:上記の日本型パタ-ナリズムのために,我が国の福祉制度にはこれまで法的問題として厳密に検討されることなくすんでいた.論議がないことは,あまり大きな問題がおこっていないことの表れと考えれば,それ自体きわめて幸運なことである.しかし,知的障害者の高齢化に伴い,今後は新たな問題が生じてくる可能性が指摘された.
(3)セルフ・アドボカシィの可能性の検討:過去4年間,追跡してきた施設入所中高齢障害者を対象に面接調査を実施した.自己決定機会の拡大が自己決定能力の開発を促し,同時にセルフ・アドボカシィ意識の向上につながることが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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