研究課題/領域番号 |
07610297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 鳥取女子短期大学 |
研究代表者 |
渡部 容子 鳥取女子短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (10259559)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 工業科教員 / 職業教育 / 産業教育 / 技術教育 / 教員養成 / 教員採用 / 教員研修 / 高等学校 / 職員養成 |
研究概要 |
1 実施研究の成果は3つに区分される。第一は、課程認定を受けた大学を対象とする工業科教員の養成に関する研究である。課程認定校は138大学あり、工学部系と教員養成系の中学校技術科の教員養成を兼ねたものに分かれる。全課程認定校を対象とした本研究の調査からは、養成カリキュラムにおける「教職に関する科目」の扱いをめぐって各大学に大きな差異があること、また免許取得者数はほぼ横這いであるが、大学による養成数のばらつきが大きいことなどが明らかとなった。 2 第二は、教育委員会を対象とした工業科教員の採用・研修に関する研究である。全国的動向としては、高校生徒数の減少に伴って、工業科教員の採用数も減少しており、他教科同様の傾向を示している。また欠員をかかえる県も減少している。しかしながら、都道府県によっては、まだかなりの欠員を抱える所もあり、学科や専攻によっては教員を得にくい状況も存在する。さらに、工業科教員採用の特徴は、大学新規卒業者の割合が約三分の一と低く、他は企業等からの転職と実習助手からの任用替えにより充たされている。 3 第三は、工業科教員を対象とする研修に関する研究である。本研究では、全国の公立工業高等学校397校の工業科教員794名を対象として、養成課程・採用・勤務の概要・研究の要望と実際等について調査を行った。教育内容の革新についての関心が高く、専門分野に関する研修が望まれている。また一方で、生徒の生活指導・進路指導に非常に困難を感じている教員も多い。しかしながら、実態については、有意義な研修機会がないとする教員が少なくない一方で、帰宅後の教材研究や自己研修時間は0分であると回答した教員もまた少なくない点などが注目される。
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