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豊臣秀吉文書に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610329
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関名古屋大学

研究代表者

三鬼 清一郎  名古屋大学, 文学部, 教授 (30022346)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード豊臣秀吉 / 豊臣秀次 / 関白 / 朱印状 / 判物 / 織田・豊臣政権 / 豊臣秀吉文書 / 織豊期古文書学 / 複合文書
研究概要

豊臣秀吉およびその一族の発給文書を網羅的に収集し、年次別・内容別などの分類を施し、判物や印判状など様式上の問題点について検討した。無年号の文書は可能なかぎり年次比定を行ったが、儀礼関係の文書は年次不明のものが多い。年甫や歳暮など、どのような機会に贈答が行われるかについても数量的に示した。現在のところ豊臣秀吉の発給文書は約6000点、豊臣一族の発給文書は約800点が確認されている。不十分ながらその全容を明らかにしえたことによって、今後の研究に見通しをつけることが容易になったと思われる。
豊臣秀吉文書についての古文書学的研究は緒についたばかりである。朱印状の出現時期やその契機、判物との使い分け、朱印の押捺位置、用紙(大高檀紙など)、独特な書札礼、いわゆる自敬表現、知行宛行状の形態の変遷、御内書様式の問題などについて、分析の手掛かりをつかむことができた。とくに秀吉の発給文書に添状を書いている武将は、豊臣政権の中枢にいて政権を支えた人物が多く、また、特定の大名や公家・寺社などと政権の間を仲介する取次としての役割を果しているので、一定の時期区分の中からそれらの武将を洗い出した。政策決定のプロセスなど権力構造の特質をつかむことができると思われる。ここで得られた知見を基礎にして、近く「織豊期研究会」(名古屋)のメンバーを中心にして『豊臣秀吉文書』の編纂作業に入る予定にしている。共同研究の成果に基づいて、充実した内容の文書集を学界に提供できるよう努力するつもりである。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 三鬼 清一郎: "豊臣秀吉文書の概要について" 名古屋大学文学部研究論集. 131. 1-18 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Seiichiro Miki: "On Toyotomi Hideyoshi Documents" The Journal of the Faculty of Letters, Nagoya University. Vol.131. 1-18 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Seiichiro Miki: "A Catalog of the Toyotomi Hideyoshi Documents" Nagoya University Co-Operation. 1-30 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 三鬼清一郎: "豊臣秀吉文書の概要について" 名古屋大学文学部研究論集. 131. 1-18 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 三鬼清一郎: "織田・豊臣政権研究文献目録" 名古屋大学文学部, 300 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 三鬼清一郎: "海賊禁止令をめぐって" 名古屋大学文学部研究論集 史学. 42. 209-220 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 三鬼清一郎: "豊臣秀吉文書目録 補遣1" 名古屋大学文学部日本史研究室, 30 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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