• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

フランス詩人、ポール・クローデルに見られる中国詩の影響-J.ゴ-チェの"Le Livre de Jade"との関連を巡って-

研究課題

研究課題/領域番号 07610528
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
研究機関鳥取大学

研究代表者

門田 眞知子  鳥取大学, 教育学部, 助教授 (10224560)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードポール・クローデル / ジュディット・ゴ-チェ / Le Livre de Jade / 玉書 / 中国詩 / 唐詩 / フランスの東洋学
研究概要

上記研究者はこの一年間、フランス詩人、ポール・クローデルにおいてどのように中国詩が影響し、その作品に関係しているかを調査するために、京都大学人文科学研究所・東洋学文献センターを中心に、さらには東京大学東洋文化研究所などにおいても文献調査を重ね、一定の研究成果を得た。もともとクローデルの作品研究として出発したものであったが、調査研究過程で、フランス人文学者、ジュディット・ゴ-チェの『玉書』("Le Livre de Jade")がクローデルの中国詩に文献的に影響を与えた点を鑑み、唐詩を中心とした中国詩の翻訳の一般的状況等も調査し、ゴ-チェの作品研究も平行して行なった。クローデルとゴ-チェでは、東洋的なテーマに対する興味の違いが明確に現われている。たとえば中国詩には、律詩、絶句などの詩型の長短の違いがあるが、ゴ-チェにおいては、長い詩がふんだんに取り入れられているのに対して、一方のクローデルにおいては、その翻訳詩は絶句形式のものが多い。これは日本文化の、俳句などの短い句に触れた後であるからと考えられる。このことは、比較研究の視野からも興味深い事実である。これらの調査研究の結果は、論文として、二、三の研究誌に掲載される予定である。
なお以上のテーマは、研究者の、欧米における中国詩の受容状況とその系譜の研究の一環をなすものである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 門田眞知子: "Comment Judith Gautier a interprete les poemes chinois dans "Le Livre de Jade" ?" 仏蘭西学研究(日本仏学史学会). 26. 未定 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 門田眞知子: "フランスの東洋学にふれて" 『女のタオイスム』(翻訳書)(人文書院刊). 350-364 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi