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代数多様体のモジュライ空間の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07640012
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関名古屋大学

研究代表者

金銅 誠之  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (50186847)

研究分担者 寺西 鎮男  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (20115603)
向井 茂  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (80115641)
浪川 幸彦  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (20022676)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードK3曲面 / 有限自己同型群 / 格子 / マシュー群
研究概要

この研究においては,K3曲面のモジュライ空間の特異点と関係が深い,K3曲面の自己同型群の研究を行なった。特に,その中で,K3曲面にシンプレクティックに作用する有限群を研究した。この様な有限群は、次数23のマシュー群の部分群であることが知られていたがこの結果の証明は直接的でなく,また難しいものであった。この研究では,シンプレティック有限自己同型群を階数24のeven unimodular負定値格子の自己同型群の部分群として実現することができた。上記の格子の自己同型群とマシュー群とは強い結びつきがあることが知られており,このことを利用すると,シンプレクティック有限自己同型群は次数23のマシュー群の部分群であることの簡単な証明を与えることができる。この結果は,現在,論文にまとめている段階である。また,この方法は,K3曲面を固定点を持たない位数2の自己同型で割ってできるエンリケス曲面の自己同型群の研究にも適用できると思われる。ポイントは単に格子を考えるのではなく,格子と格子の特別な位数2の自己同型の組を考える点である。これに関しては今後の課題の一つである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shigeru Mukai: "Curves and K3 surfaces of genus eleven(発表予定)" Proc.of the Taniguchi symposium "Moduli of Vector Bundles,Sanda,Japan,1994" ed.by M.Maruyama. 191-199

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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