研究課題/領域番号 |
07640076
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代数学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
荒川 恒男 立教大学, 理学部, 教授 (60097219)
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研究分担者 |
落合 啓之 立教大学, 理学部, 講師 (90214163)
木田 祐司 立教大学, 理学部, 助教授 (30113939)
遠藤 幹彦 立教大学, 理学部, 教授 (40062616)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | Jacobi形式 / Selberg zeta関数 / Siegel公式 / Eisenstein級数 / multiple zeta values / Mass formula / 球関数 |
研究概要 |
1.SL_2(II)の場合の元来のSelberg zeta関数は2元2次形式の類数などを用いて簡明に表示する公式がHejhal等により知られている。当該研究では、Jacobi形式に深く関連するSelberg zeta関数について類似の公式を得ることに概ね成功した。 2.Jacobi形式の場合のSiegel公式から、あるfamilyに属する直交群(奇数次)のMass formulaを導いた。またKohnen plus spaceに属する半整数weightのEisenstein級数であるCohen関数に対するSiegel公式をexplicitに記述した。 3.Zagierのmultiple zeta valuesを拡張して、ある種のzeta関数を定義し、その解析接続と負の整数点での特殊値を調べた。その特殊値が金子氏のpoly-Bernoulli数と深い関係にあることを発見した。 4.落合は、rankの高い空間の球関数の微分方程式系(ホロノミー系)を調べた。球関数と共通の性質をもつ微分方程式系をかなり弱い仮定(ある種の群不変性)の下で特徴付けた。さらに発展させて、不変性の仮定をはずしても、考えている微分方程式の周期性が成りたつことを示し、応用への道を開いた。
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