研究分担者 |
松本 和子 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (60239093)
浅野 和雄 新潟大学, 理学部, 講師 (80000876)
羽鳥 理 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (70156363)
関川 浩永 新潟大学, 理学部, 教授 (60018661)
斉藤 吉助 新潟大学, 理学部, 教授 (30018949)
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研究概要 |
研究目的であった,乗法作用素Vz,Vw,Vz^*,Vw^*の多項式として得られる作用素の性質を利用して,トーラス上の不変部分空間の構造の完全決定までには至らなかった。しなしながら,真次氏,大野氏との共同研究により,今までの研究を更に押し進めることができた(投稿中)。そして,今後不変部分空間の構造と深く関係してくると思われるBKW-作用素の研究をスタートさせることができた。又トーラス上のハ-ディ空間の研究はブルゲン環を通して,かなりの成果が上げられた。 研究組織全体的には,活発に研究を進展させることができた。個別には (1)斉藤:Jonesの指数が4以下の時,subdiagonal環の存在問題を解決した。 (2)関川:4次元コンパクト,概ケーラー局所対称空間はケーラー多様体となることを示した。 (3)羽鳥:コンパクト・アーベル群上のp-gmultiplier環の極大イデアル空間を決定した。 (4)松本:Stein多様体等の中の滑らかな境界を持つ部分領域に対しては,弱い意味のg-Levi問題を肯定的に解決した。
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