研究課題/領域番号 |
07640363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
観山 正見 国立天文台, 理論天文学研究系, 教授 (00166191)
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研究分担者 |
中島 紀 国立天文台, 光学赤外線天文学・観測システム研究系, 助手 (20300709)
犬塚 修一郎 国立天文台, 理論天文学研究系, 助手 (80270453)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 惑星系形成 / 原始惑星系円盤 / 降着円盤 / 分子組成 / 化学進化 / 彗星 / 一酸化炭素 / 電波観測 / 星形成 / 惑星形成 / 一酸化酸素 / 数値シミュレーション |
研究概要 |
原始惑星系円盤内における分子組成の化学的状態及び進化過程を理論的に求めることが当申請研究の目的であった。達成目標は以下の通りであった。 (1)原始惑星系円盤の現象論的モデルを使用して、分子組成の化学進化を反応ネットワークを解くことで求める。この際、ダストへの分子の吸着及びダストからの蒸発を考慮に入れる。電波観測のデータとの比較によって、原始惑星系円盤の物理量及びモデルの妥当性をも決定する。 (2)同位体比の異なる分子に於いも、化学反応のネットワークを求め、それらの分子量の比を時間の関数として理論的に求め、より詳細な円盤の物理量と年齢を探る。 (3)結果を太陽系形成過程に応用する。特に、ダストに閉じこめられた分子の組成を彗星大気の観測結果と比較し、彗星の形成がどこで起こったのかについても新しい考察を与える。 分子反応ネットワークプログラムを使用して、原始惑星系円盤の各部分の分子組成の化学的進化過程を求めた。 (1)計算によって得られた分子量分布から、それぞれの輝線について輻射輸送方程式を解くことで、電波による輝線観測と直接比較できる輻射強度を求めた。 (2)さらに、分子間の存在比を時間の関数として各温度及び密度に於いて決定した。 (3)原始惑星系円盤が進化と共にいかに観測されうるかを決定した。 (4)原始惑星系円盤の観測的研究を行い理論結果との比較を試みた。
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