研究課題/領域番号 |
07640391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
青山 秀明 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (40202501)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | トンネル効果 / 摂動論 / バレー法 / 非摂動論的効果 / インスタントン / バウンス / 漸近級数 / 場の量子論 / バレー・メソッド / 固有谷法 / 経路積分法 / 超対称性 / アシンプトン / 非摂動的効果 |
研究概要 |
本研究では特にバレー法による量子力学の解析に進歩があった。トンネル現象がある場合には、一般に虚時間経路積分法が有用であると考えられている。しかし、従来知られているインスタントン、バウンスを使った計算には各種の不備がある。これらを克服するものとして本研究者は「バレー法」を確立した。今年度は、この方法により、一次元・非対称2重井戸ポテンシャル問題を詳細に解析した。その結果、以下が判明した。 ・トンネル効果による非摂動的影響は、バレー・インスタントン/バウンス解によって取り入れることができる。 ・上の効果は、バレー・パラメータの解析接続により、摂動的効果と完全に分離される。また、この解析接続により、上記の相互作用の遠距離での主要項のみで計算が可能となる。 ・この解析接続を通じて、バレー積分による特異性から、摂動論の漸近的振舞いがわかる。その結果は従来考えられてきたものと異なる振舞いをする。 ・この漸近的振舞いを直接の摂動級数の300次までの代数計算で確認した。 これらによって、量子論における摂動論的効果と非摂動論的効果の分離/相互関係の一般的様相が判明したと考えられる。
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