研究課題/領域番号 |
07640402
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮武 宇也 大阪大学, 理学部, 助手 (50190799)
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研究分担者 |
高橋 憲明 大阪大学, 理学部, 教授 (10028152)
下田 正 大阪大学, 理学部, 助教授 (70135656)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | β崩壊 / 遅発中性子放出 / スピン偏極 / 中性子過剰核 |
研究概要 |
100keV程度の遅発中性子を効率良く測定するための飛行距離50cmに置く検出器が完成し、中性子過剰核である、^<14>Beの崩壊観測の実験に用いた。この実験によって、0^+から1^+への強いβ-転移が観測された。 さらに、前年度^<15>Bを用いて確認できた、Spin-Polarized Neutron Rich Nucleus+Delayed Particle Spectroscopyの実験手法を用いて、中性子過剰核の核構造研究を始めた。まず、我々が目指したのは、^<17>B崩壊に伴う^<17>Cの低励起状態の研究である。実験は、理化学研究所にて、1996年に行う予定で、今年度は、この実験のための実験条件の最適化、装置の設計・製作を主に行った。 drip line近傍にある^<17>Bは、生成数がもともと小さいため、効率のよい測定が要求される。そこで、今までに製作した、すべての中性子検出器を置いて測定することにしている。このように大量の検出器を効率を落とさずに置くために、^<17>Bの偏極を保持しておくための静磁場は、空芯コイルを用いてかけることにし、このコイルを製作した。 コイルは、すでに製作・テストを終えて、設計どおりの結果が得られている。また、スピン反転を行うためのrf-coilを新たに設計し直し、このコイルによる反転のシミュレーションコードを開発して、現在その性能を比較している。
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