研究課題/領域番号 |
07640403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
糸山 浩 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30243158)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | integrable system / super-Wilson loop / Bethe ansatz / loop equation / Schwinger-Dyson equation / D-brane / tadpole / orientifold / 超対称性 / macroscopic loop amplitude / matrix model / supersymmetric gauge theory / Calogero system / fusion rule / Picard-Fuchs |
研究概要 |
平成7年度(1995)及び平成8年度(1996)は素粒子論にとって激動の年であり、研究代表者の研究も少なからず影響を受けた。 当初の可解模型中心の研究から、ひもの統一理論、超対称ゲージ理論、それと関連するする厳密解に関する研究に重点を移して、研究を行い、いくつかの成果を挙げることができた。 I)平成7年度4〜5月は前年度末までにほぼ完成していた文田、大田(武)とのXXX spin chainにおけるtwist angleを変えた時のBethe ansatz方程式のrootの動きに関する論文を完成させるのに充てた。これも前年度から継続の穴沢、石川(温)とのmacroscopic loop振幅に関する研究は、6月に幸運にも3点振幅に関してfusion ruleを発見することができた。この構造を手がかりにして、さらにn点振幅に対するcrossing,及びcontact interactionを発見することができた。これらの成果は3つの論文にのべられている。夏ごろから超対称性ゲージ理論におけるSeiberg-Wittenの仕事と可解粒子系との関係に興味を持ちはじめ、11月12月とElliptic Calogers SystemとN=4→N=2超対称性Yang-Mills理論との関係をA. Morozovと共に調べ2つの論文という形でまとめた。 II)平成8年度はA. Morozovと共に行った超対称ゲージ理論の低エネルギー作用に対する厳密解と可解粒子系との対応に関する仕事(2つの論文にまとめられている)に触発されて、より基本的なSchwinger-Dyson方程式からの考察を行った。大学院生の高篠と協力して、超空間上でのWilson-loopを基本変数とする美しい方程式を導出することができた。この結果は2つの論文にまとめられている。量子化された超対称性ゲージ理論の力学はこの方程式で尽きている。この研究はSeiberg-Wittenの厳密解との関係、ひもの相互作用とからめて、多くのimplicationを持っていくであろう。今年度始めたもう1つの研究は、D-braneが作り出すtadpoleと安定な真空の問題である。1986年に研究代表者が行ったType Iひもの理論における無限大の相殺とからめて、これらの事柄の間の相関関係を最も簡単なD-braneの模型であるところのType I'において明らかにしこれを論文としてまとめた。この研究はさらに複雑な模型(T_2, K_3でのコンパクト化)において考察である。その他にも超対称性ゲージ理論のcontact interactionに関する論文を作った。
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